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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



"湘南新宿ライン"
(横浜 - 大宮)

"Shonan-Shinjyuku Line"
(Yokohama - Omiya)








湘南新宿ラインは、JR東日本が2001年12月から
運行を開始した運転系統名です。

南は東海道本線と横須賀線、北は東北本線と
高崎線の快速列車と普通列車を、池袋・新宿・渋谷といった
東京の副都心を経由して相互直通運転するものです。

2013年3月のダイヤでは、東海道本線と高崎線、
横須賀線と東北本線の間で直通運転され、

運転区間の末端は、小田原、
逗子、宇都宮そして高崎です。



Yahoo Mapを編集・加筆しました。


正式な路線として"湘南新宿線"はありません。
上記の地図で示された横浜と大宮の間の
正式路線名は下記の通りです:

横浜 - 鶴見: 東海道本線
鶴見 - 大崎: 東海道本線支線(通称:品鶴線)
大崎 - 田端信号場: 山手線
田端信号場 - 大宮: 東北本線


2001年に運行開始された当初は、新宿以南で
25往復、新宿以北は僅か18往復でしたが、
今では平日で134往復の運転本数になっています。
(2013年3月ダイヤ改正時)


この湘南新宿ラインの運行が開始されるまでは、
東京の南北で、JRの近郊列車は東京と上野の間で
分断され、乗り継ぎが不便でしたが
今では、とても便利になっています。

元々、鶴見から新宿を通り田端信号場に至る区間は
貨物列車が通る路線でしたが、その路線に
旅客列車を走らせたのは、当然の事と言え
いい判断だったと思います。


この新宿湘南ラインには2009年8月や
2012年1月など何度か乗車しています。

その際の乗車記を紹介します。




乗車記



横浜 - 西大井
(Yokohama - Nishi-Ohi)


西大井 - 新宿
(Imabari - Iyo Mishima)
Apr. 10, '13


新宿 - 赤羽
(Shinjyuku - Akabane)
Apr. 18, '13


赤羽 - 大宮
(Akabane - Omiya)
NEW ! Apr. 22, '13





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西大井 - 新宿
(Imabari - Iyo Mishima)








西大井駅は、すぐ西側を東海道新幹線が通り
相対式の幅の狭いホームの駅です。
新宿方面の列車を待っていると、
成田エクスプレスが走っていきました。



2009年10月から投入されたE259系特急車両です。


成田エクスプレスの通過を眺めるうちに
新宿方面の湘南新宿ラインの列車がやってきました。

この西大井では、東京駅を通り総武本線に乗り入れる
総武・横須賀線の列車も走っているので、
誤乗に気を付けなければなりません。


西大井を発車し、しばらく走ると、
ポイントが現れ、複線の線路が分岐していきます。

直進すると品川から地下に入り東京へと至る
総武・横須賀線の列車が走る通称"品鶴線"。

ポイントを渡り、右に分け入ると、
大崎に向かう大崎支線となります。



この分岐点は、以前は蛇窪信号場と呼ばれていましたが、
いまは大崎駅の構内とされています。

分岐点で、東急大井町線が品鶴線や
大崎支線をオーバークロスしています。

左に急なカーブを描きながら進むと
お台場からの東京臨海高速鉄道の
線路が寄り沿い大崎に到着しました。



大崎駅に到着した湘南新宿ラインの列車です。

大崎は、以前は車両基地への入り口の駅で、
山手線でも一番乗降客が少ない駅でしたが
最近は駅周辺にビジネス・ビル群が建ち並び
多くの乗降客で賑わっています。

大崎駅のホームから新宿方面を眺めた様子です。



東京臨海高速鉄道や品川からの山手貨物線が
合流する為、多くの線路が見えています。

湘南新宿ラインの列車は、ここから
山手線に沿う山手貨物線を走ります。

目黒川を渡り、東急池上線をくぐると
カーブした五反田駅の横を通過します。




五反田駅から目黒駅を過ぎると、
それまで右側を走っていた山手線が
オーバークロスして、左側に移っていきます。



山手線がオーバークロスするところで、丁度
南行きの湘南新宿ラインの列車と行き違いました。

山手線の内側(右側)に入り込み、
恵比寿ガーデンプレイスの下を過ぎると
恵比寿駅に到着しました。



切り通しの様な地形の中を、山手線と
山手貨物線の複々線が並走していて、
恵比寿駅の上には駅ビルが建ち
地下駅のような雰囲気になっています。

恵比寿を発車した直後の様子です。



山手線の内回りの電車とすれ違いました。


周囲はずっとビルが建ち込めているので
地形もよく判りませんが、地図をみると東側から
渋谷川が近づき、やがて渋谷駅に到着です。



2012年1月に乗車した際には、東急東横線の鉄橋をくぐり
渋谷駅に進入していましたが、2013年3月16日に、
東急東横線は東京メトロ副都心線と相互直通運転を
開始しており、これは昔話になってしまいました。

渋谷駅東口の様子です(2011年7月)。



この時は、渋谷駅東口で東急東横線の
地下化の工事の真っ最中でした。

こちらは渋谷駅西口の様子です。




渋谷を出ると、線路が真っ直ぐ伸びるようになり
周囲は相変わらずビルが建っていますが、
広々とした雰囲気を感じます。



遠くに、代々木のドコモビルも見えてきました。

やがて代々木公園や明治神宮の杜が車窓左手に広がると、
隣の山手線には原宿駅のホームが見えてきます。



原宿駅を通り過ぎる時に湘南新宿ラインの列車が走る
山手貨物線の線路に渡り線がありました。

この渡り線の先には、右に側線が分岐していきますが、
この側線が皇族が利用される原宿駅の
宮廷ホームへと続いていました。



宮廷ホームの先で、成田エキスプレスとすれ違いました。
この写真は2009年8月の時のものです。
今は、成田エキスプレスの運用から
外れてしまった253系が懐かしく思えます。

このカーブの先で、山手線が築堤を走るようになり、
中央線の下をくぐって行きました。



このガードをくぐると、線路が
いくつも分岐し新宿駅に到着です。



複雑に分岐する線路を選ぶように
分け入り、4番線に到着しました。


渋谷から新宿にかけての動画はこちらです:



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新宿 - 赤羽
(Shinjyuku - Akabane)







湘南新宿ラインの列車は、新宿駅を発車し
いくつものポイントを渡りました。



新宿駅は、16もの発着番線がありますが、
しばらく走ると幾つもの線路が集約され、
湘南新宿ラインの列車の隣には
中央本線の線路が走っていました。



中央本線の線路は、山手線外回り線を
アンダークロスして西に向かっていました。

中央東線の乗車記はこちらです。


新宿発車直後の動画はこちらです:



中央本線と別れると、再び山手線と並走し、
右手には、西武新宿線の線路も見えています。

西武鉄道新宿線を走る特急「小江戸」の
乗車記はこちらです。


山手線と西武新宿線に挟まれた直線の線路を走るうちに、
東武鉄道のスペーシアや埼京線の電車と行き違いました。



東武のスペーシアは、新宿から栗橋までJRの線路を走り
栗橋から東武鉄道日光線に乗り入れ、
鬼怒川温泉や日光まで走る列車です。

「スペーシアきぬがわ」の乗車記はこちらです。


新宿から池袋の間は、湘南新宿ラインの列車が走る
山手貨物線には、途中駅でのホームがありません。
一日に約40万人の利用客のいる
高田馬場駅も通過してしまうのは、
ちょっと痛快な思いもします。

高田馬場、目白と山手線の駅の脇を抜け
新宿から5分程で、池袋に到着しました。



JR・私鉄を合わせた一日の利用客数は270万人。
320万人を超える新宿駅には及びませんが、
想像を絶するような利用客数を誇る駅です。



池袋駅西口の様子です。

この池袋駅には、東武東上線と
西武池袋線が乗り入れています。

西武池袋線を走る特急「ちちぶ」の
乗車記はこちらです。


そんな池袋駅を発車します。
山手貨物線を走る湘南新宿ラインと
埼京線用として2面4線の発着番線があります。
池袋駅北側では、埼京線の上り線が山手線を
オーバークロスする線路配置になっています。



この立体交差は2004年6月に完成し、これによって
埼京線と湘南新宿ラインの平面交差が無くなり
運行本数の増加に大きく貢献しています。


池袋から引き続き、山手貨物線に沿って走ります。



複々線の線路が続きますが、掘割や
線路の近くにビルが建ち込めているので
ゴミゴミとした印象です。

池袋から大塚にかけての動画はこちらです:



駒込を過ぎると、並走していた山手線が
築堤を上って行き、湘南新宿ラインの列車の走る
山手貨物線は、掘割を走るようになりました。



伊豆へと向かう「スーパービュー踊り子」号とすれ違いです。
「スーパービュー踊り子」が池袋以北を走るのは
臨時列車のみで、珍しい光景です。

この先で、山手貨物線は右にカーブを切り、
左にカーブする山手線とほぼ直角に交わるように
交差し、トンネルへと入って行きました。



ここが田端信号場です。
この辺りの地図です。



駒込から田端信号場にかけての動画はこちらです:



山手貨物線は、ここで山手線と別れ、
北に向きを変え、今度は東北本線に並走します。



先ほどのトンネルを抜けると、
東北新幹線の高架橋の下を走り、
やがて東北新幹線と京浜東北線の
間を走るようになりました。

この辺りが京浜東北線の上中里駅です。


この先で、右手から東北本線の線路が寄り沿い
京浜東北線をアンダークロスしました。



この辺りの線路配置は複雑です。
色々な線路が交錯していて、前面から
その様子を眺めていると興味が尽きません。


京浜東北線の線路をアンダークロスした辺りが王子駅です。



王子駅付近のビルからの眺めです。

写真右手の杜は飛鳥山公園です。
飛鳥山公園に一番近い、右端の線路を
湘南新宿ラインの列車が走ります。

ここからは3複線の線路を走ります。

一番左手が、湘南新宿ラインの走る東北貨物線、
中央が東北本線、そして右手が京浜東北線、
その更に右手の高架橋が東北新幹線です。



丁度、東北本線の上野行きの列車がやって来ました。

田端信号場から東十条にかけての動画はこちらです:



東十条を過ぎ、東北新幹線の高架橋が
左端に移ると、左から埼京線の
線路が合流し、赤羽に到着しました。





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赤羽 - 大宮
(Akabane - Ohmiya)







赤羽駅に停車中の様子です。



ホーム右側は東北新幹線の高架橋です。
その下を埼京線の線路が伸びています。



赤羽を発車すると東北新幹線と埼京線の線路が
左に分かれ、京浜東北線、東北本線と
東北貨物線の3複線が北に向かいます。

湘南新宿ラインの列車は、右に少し
カーブを切り荒川の鉄橋を渡ります。



広い河原の荒川を渡り、埼玉県に足を踏み入れました。
長い荒川橋梁を渡り終えると、すぐに上りの
湘南新宿ラインの列車とのすれ違いです。



そしてすぐに川口駅の脇を通過しました。

赤羽から川口にかけての動画はこちらです:



川口駅には、一番右側を走る京浜東北線の
線路の更に右側に貨物の引き込み線があります。

川口駅を過ぎると、その引き込み線が高架となって
京浜東北線と東北本線を跨ぎ、湘南新宿ラインの
走る東北貨物線の間に割り込んできました。



川口からは3複線のまま、北に進んで行きます。
京浜東北線や東北本線の電車と並走しながら走ります。

湘南新宿ラインの上り列車との行き違いもあり
この区間の前面展望はとても楽しいものです。



京浜東北線の車両基地を右手遠くに眺め、
しばらくすると南浦和を通過しました。



武蔵野線との接続駅ですが、東北本線も
湘南新宿ラインの線路にもホームがありません。

南浦和を過ぎると、高架を走るようになり浦和駅を通過しました。



湘南新宿ラインの走る東北貨物線には浦和駅も
ホームが無かったのですが、2013年3月のダイヤ改正で
ホームが新設され、一部特急列車を除き、
ほとんどすべての列車が浦和駅にも
停車するようになりました。

蕨から浦和にかけての動画はこちらです:



浦和を過ぎ、与野を過ぎた辺りで
線路が幾つも枝分かれしていきました。



かつてはこの先に広大な操車場がありましたが
鉄道の貨物輸送が衰退化し、ここは
さいたま新都心として再開発されています。

2000年の4月には、さいたま新都心駅も開設されています。



この駅は、東北本線と京浜東北線の線路には
ホームが設けられていますが、東北貨物線には
ホームがない為、湘南新宿ラインの列車は通過します。

さいたま新都心を過ぎ、多くの線路や留置線が並走しています。
いつの間にか、東北貨物線の上下線は大きく離れていたようです。



東北新幹線の高架橋が近づき、
間もなく大宮に到着しました。



横浜から大宮まで、所要時間は最速電車で1時間1分程です。
湘南新宿ラインの電車はここから更に足を伸ばし、
宇都宮や高崎に向かいます。

この列車が走るようになり、
本当に便利になりました。


与野から大宮にかけての動画はこちらです:




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