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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



西武鉄道 特急「ちちぶ号」
(池袋 - 飯能 - 西武秩父)
Limited Express 「Chichibu」
(Ikebukuro - Hannou - Seibu Chichibu)



乗車日:Aug. 24, 2001


「ちちぶ号」は池袋から飯能を経由して
秩父に向かう、西武鉄道の看板列車です。

この列車が登場した1969年には
流線型のレッド・アロー号という車両が使われていましたが、
今では、ちょっと地味な後継車両に置き換わっています。

この「ちちぶ」には2001年8月24日に乗車しました。




乗車したのは11:30発の西武秩父行きの
特急「ちちぶ13号」でした。

レッドアロー号の発車ホームは西武新宿駅の一番右端。
特急電車のホームの手前に中間改札口があって、
特急券を持った人しか中に入れない仕掛けになっています。

列車は7両編成。
列車全体を調べた訳ではないのですが、
僕の乗った2号車はほぼ座席が埋まっていて、
昼前に郊外に向かう列車としては
まあまあの乗車率でしょうか。


いつの間にか滑るように発車しました。
東京の都心から郊外への密集地帯を走ります。

車窓左手遠くに新宿の高層ビル街も見え、
写真を撮ろうとするのですが、
目の前を家やビルが次々に通り過ぎ、
列車の速度はそれ程速くないのですが、
なかなかシャッターを押す事が出来ません。

それでも15分程も走ると住宅地が途切れて
所々畑が現れてきました。




池袋から22分で所沢着。
池袋線の主要駅なのですが、乗降は僅か。
わずか22分の乗車で特急料金の350円は
割高ということなのでしょうか。

所沢を過ぎると、雑木林や田畑が多くなり
郊外の雰囲気となりました。

入間市で若干の乗降があり、
この辺りからは丘陵地も近くなり
武蔵野の面影を色濃く残している様です。


所沢から20分程で飯能着。
ここでは降りる人が多く、車内は
半分程の乗車率になりました。

この飯能で進行方向を変えて、
秩父を目指します。

飯能を出てJR八高線と併走した後、
左にカーブを切るといよいよ山合いに入って行きます。



つい先ほどまで都心の住宅密集地を走っていたとは
思えないほどの景色の変わりそうです。

小さな峠を越えて、今度は清流に沿って
山あいに分け入って行きます。



右に左にカーブを切り、
いくつかトンネルを越えます。

山あいの吾野駅で普通を追い抜かしました。
普通電車は東京近郊にしては珍しく
4人向い合わせのクロスシートでした。
車内も空いていて、お弁当を食べながら
山あいの風景を楽しむことが出来そうです。

やがて長いトンネルに入りました。
延長4811mの正丸トンネルです。

トンネルを抜けると、景色が開けてきました。



勾配を下ると、車窓左手に山頂近くまで
土砂採掘されている武甲山の姿が見え、
やがてセメント工場も見えてきました。

もう西武秩父駅に到着です。
池袋から1時間17分の旅。
レッドアロー号は東京の都心から
自然の景色を楽しめる列車です。



西武秩父駅前から望む武甲山です。

西武秩父駅からは秩父鉄道御花畑駅に向い、
SLパレオエクスプレスに乗車しました。
その時の様子は こちらです。



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