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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



西武鉄道 特急「小江戸号」
(西武新宿 - 本川越)
Limited Express 「Ko Edo」
(Seikbu Shinjyuku - Hon Kawagoe)



乗車日:Apr. 14, 2007


西武鉄道の「小江戸号」は西武新宿と本川越を結ぶ特急です。

小江戸というのは、蔵屋敷や古い趣きの町並みや
喜多院を初め、江戸城の移築建物が多く現存する
川越の街の別称です。

以前は西武新宿線は途中の田無までは
急行運転されていたものの、その先は
全て各駅停車で、純粋たる通勤路線でした。

しかしその後、西武新宿線にも新しいレッドアロー号の
車両を使った「小江戸号」が走り出し、
西武新宿線も格が上がった感じです。

この「小江戸」には2007年4月14日に乗車しました。


乗車したのは西武新宿7:30発の「小江戸3号」です。
朝、ホテルを出るのが遅れてしまったので、
JRの新宿駅から少し離れた西武新宿までの間を
走ってやっと列車に間に合いました。

「中央東線」の乗車記はこちらです。



西武新宿駅を発車すると、
ビル街の間を山手線と併走します。



街中の景色でも通勤型の電車からの眺めと
リクライニングを効かしたロマンスシートからの
眺めでは随分印象が違うようです。
高田馬場でJRの下をくぐり、西に進路を取ると
住宅が密集する区間を走ります。



車窓のすぐ近くまで住宅が迫り、
その景色が目まぐるしく変わっていきます。
時折線路際に紫色の芝桜でしょうか、
綺麗な花が咲いているのですが、
あっという間に車窓から消え去ってしまいます。


地平を走り、細い路地も多く、
小さな踏切をいつも通り過ぎました。

所々に、雑木林が現れ始めると、
田無駅を通過しました。



西武新宿から17.6kmの距離です。
「小江戸」以外の列車はすべて停車する要衝の駅ですが、
ホーム2面、発着番線が3つの小ぶりな駅です。

田無を出ると車窓に畑も見えるようになりますが、
まだまだ住宅が密集している地域を走ります。



それでも多少は空間が広がり、
写真に撮れる様になってきました。

そして、昔の武蔵野はきっとこんな木々が
生い茂っていたのだろうな、と思わせる
木も見えるようになってきました。




畑が広がるようになり、田無からの
二つ目の小平を通過すると、
車窓左手に線路が分かれて行きます。
西武拝島線のレールです。

そして、そのすぐ直後には黄色い
電車が併走して走っていました。



国分寺からの国分寺線の電車です。
この辺りは、西武鉄道の路線が入り組んでいて、
路線図がないとどこでどの路線に接続するか、
判らなくなってしまいます。

国分寺線との接続駅、東村山を過ぎ、
今度は西武遊園地に向かう西武園線の
線路が左手に分岐していきました。


一瞬、車窓に菜の花畑が現れました。




再び、住宅が建ち混み始め、
高層アパートも目に付くようになると所沢です。



池袋線と新宿線の接続駅で、一日9万人
以上もの人が利用している大ターミナルです。


所沢を出発すると、駅周辺の
高層アパート群が車窓に現れました。



高層アパート群が車窓から遠ざかると
再び菜の花の咲く畑が現れました。



家の密集していた都内に比べるといつの間にか
随分と、のどかな景色になっています。

やがて車窓右手に、木々の緑が広がりました。
ここは以前米軍の所沢基地だった
航空記念公園です。

途中、狭山市にも停車し、住宅地の中を走り、
8時15分に本川越に到着しました。
西武新宿から47.5kmの距離を45分かけての到着です。



NRA(New Red Arrow)のロゴも
誇らしげな「小江戸号」です。

住宅地の景色が車窓の殆どでしたが、
時折車窓に洗われる畑や、線路際の花が
目を楽しませてくれました。

ここ本川越から"小江戸"の散策に向かいました。

川越の様子はこちらです。




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