レインボーブリッジを徒歩で渡る

Cross the "Rainbow Bridge"

乗車日:Aug. 10, 2011

レインボーブリッジは東京湾に架かる吊り橋です。
港区芝浦地区と江東区台場地区を結ぶ高速道路や
「ゆりかもめ」が通り、1993年8月に開通しています。

「ゆりかもめ」の乗車記はこちらです。

中央の吊り橋部だけで長さ918mもあり、アプローチ部の
高架橋を含めると全体で3.7kmもの長さの橋です。


撮影: 2011年8月

上の写真は、2011年当時、日の出桟橋とお台場の
船の科学館前を結んでいた東京湾クルーズ船・
安宅丸から眺めたレインボーブリッジです。

東京湾クルーズ・安宅丸の乗船記はこちらです。

レインボーブリッジは、当時最も豪華な旅客船だった
「クィーン・エリザベス2」が晴海埠頭に着岸出来る
ようにと、海面からの高さを52mとしています。

また羽田空港への飛行機の障害にならないように、
水面からの高さを150m以下に抑えなければならず
設計上の制約があったようです。

このレインボーブリッジを、安宅丸に乗船した
2011年8月10日の夕方に歩いて渡りました。
その際の様子を紹介します。

お台場海浜公園〜サウスルート
Jan. 18, '21

ノースルート
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お台場海浜公園〜サウスルート

この日はお台場で仕事があり、その帰り道に歩きました。
「ゆりかもめ」のお台場海浜公園駅から海岸沿いを歩きました。


撮影: 2011年8月

砂浜の向こうに高層ビルとレインボーブリッジが
逆光の中に浮かび、のどかで素晴らしい光景でした。

レインボーブリッジに向かって歩くうち、
お台場の特徴ある建物も見えて来ました。


撮影: 2011年8月

お台場海浜公園のビーチに沿って北に歩き、
一番北端、北口駐車場の脇に、レインボー
ブリッジの歩行者用の入り口がありました。


撮影: 2011年8月

係員さんの詰め所もあり、ちょっと緊張しますが、
チェックも何もなく、無料なのでそのまま通れます。

詰所の前を過ぎると、海の中に続く高架橋に
向かって、歩行者用の連絡橋が伸びていました。


撮影: 2011年8月

高架橋に辿り着くと、2階建てになっている
高架橋の下の段の橋に向かって、
アプローチが伸びています。


撮影: 2011年8月

高架橋はとても美しい幾何学的な形状でした。
レインボーブリッジの上層には首都高速11号線、
下層には臨海道路と
「ゆりかもめ」が走っています。

アプローチ部から望むお台場地区と、幕府が
江戸時代に築いた第三台場の様子です。


撮影: 2011年8月

第三台場の様子はこちらです。

レインボーブリッジには南北の両方に歩道があります。
まずは、この台場の様子が眺められる
南側の歩道を歩く事にしました。

しばらく歩くうちに第三台場を
間近に見下ろすようになりました。


撮影: 2011年8月

歩道は下層の臨海道路脇に続いていました。
臨海道路とは低いガードレールを挟んでいますが、
すぐ脇を大型トラックが猛スピードで走っており、
その振動で橋も揺れるし、怖い程でした。


撮影: 2011年8月

次第に高度も高くなり、歩道の海側に
寄って歩くのも怖くなってきました。
第三台場の沖にある第六台場も見えてきました。


撮影: 2011年8月

先ほどの第三台場は訪れる事も出来ますが、
この第六台場はなかなか近くでは
見られないので貴重な機会です。

丁度、この日の午前中に乗船した
安宅丸が通って行きました。


撮影: 2011年8月

逆光に浮かぶシルエットが印象的でした。

ここは、台場アンカレイジと呼ばれる
吊り橋を支える台場側の橋台にあたります。
入口から665mの距離を、20分程で歩きました。

ここまでは南側の歩道を歩きましたが、台場の
様子を観察できたので、ここで引き返して
今度は北側の歩道を歩く事にしました。

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ノースルート

入口から190mの地点まで戻ると、南側の歩道と
北側の歩道を繋ぐ連絡橋がありました。


撮影: 2011年8月

道路の下をくぐり、北側へと向かいました。

北側の歩道からは、東京の都心や
臨海部の高層ビルが良く見えています。


撮影: 2011年8月

ノースルートも高架橋の形状が綺麗でした。


撮影: 2011年8月

下層の臨海道路の脇の歩道は、次第に高度を増していきます。
海面がかなり下に見えるようになり、脚が竦んで来ます。


撮影: 2011年8月

レインボーブリッジは緩やかにカーブしており、
ノースルートからは吊り橋部の様子がよく見えます。
レインボーブリッジの右手には東京タワーも見えました。

東京タワーの様子はこちらです。

ノースルートからも中央部を走る「ゆりかもめ」が良く見えます。


撮影: 2011年8月

臨海道路との境のガードレールの低さがわかるでしょうか。
狭い歩道のすぐ脇を車が高速で走ると怖さを感じます。


撮影: 2011年8月

しばらく歩くと吊り橋のワイヤーを支える
アンカレイジ部に辿り着きました。
ここが入口から665m、高さ45mです。

芝浦のビル群が近くに見えるようになってきました。


撮影: 2011年8月

丁度、レインボーブリッジの中央部を歩いている時、
橋の下を旅客船が通っていきました。


撮影: 2011年8月

船が通っていると、海面迄の高さがわかる
様になるので、一層怖さが募ります。

ちなみにレインボーブリッジは、最も高い所で
海面迄の高さは52mあるそうですが、現在の
最も大きな旅客船は、これよりも大きいそうです。


撮影: 2011年8月

上の写真は吊り橋部を振り返って眺めた様子です。


撮影: 2011年8月

芝浦側のアンカレイジ部は芝浦の陸上部にあります。
埠頭に並ぶコンテナ群を見下ろし、その向こうには
レインボーブリッジへのアプローチ橋が見えています。

芝浦アンカレイジでは、エレベーターで
地上に降りる仕組みになっています。
ノースルートのある7Fには、南側も
見られる展望室がありました。


撮影: 2011年8月

この展望室からはレインボーブリッジの
芝浦側にあるループ橋が見えています。


撮影: 2011年8月

このループ橋は「ゆりかもめ」がレインボーブリッジ
への高低差を稼ぐ為に設けられたものです。

レインボーブリッジの南の海も見えていました。


撮影: 2011年8月

エレベーターを下り、地上に下りた様子です。


撮影: 2011年8月

芝浦アンカレイジやレインボーブリッジが
迫力ある姿で迫っていました。

お台場の海浜公園駅を出て、サウスルートの途中まで行って
引き返したこともあり、ここまで1時間半も掛かりました。
しかし、レインボーブリッジからの眺めは素晴らしく、
レインボーブリッジを徒歩で渡るのはお薦めです。

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