Home
Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



ゆりかもめ
東京臨海新交通臨海線
(新橋 - 豊洲)

Yurikamome
(Shinbashi - Toyosu)



初乗車日:Nov. 14, 2001 & May 02, '06







「ゆりかもめ」は、新橋駅から
レインボーブリッジを渡り、
東京の臨海副都心を通り、豊洲に至る
14.7kmの新交通システムです。

1995年11月1日に新橋(仮)駅から有明まで開業し、
2001年3月22日に現在の新橋駅まで延長されました。
その後、2006年3月27日に、有明 - 豊洲間2.7kmが
延長開業し、東京メトロ有楽町線に接続しました。





台場地区を右へ左へと縫うように走っていて、
しばらく前に見たビルなどを再び見ることも多く
またレインボーブリッジや海の景色も綺麗で、
無人運転の先頭車からの展望も
楽しく、素晴らしい路線です。


開業当初は、臨海副都心で開催予定だった
世界都市博が中止になるなど、
乗客数は伸びなかったのですが、
レインボーブリッジの景観が人気を呼び、
乗客数も順調に伸びているそうです。

東京臨海新交通という会社名でしたが、
路線名の「ゆりかもめ」が浸透した為、
社名も「ゆりかもめ」に変更しています。

沿線の東京ビッグサイトへは出張でよく訪れるので
この「ゆりかもめ」に乗車する機会も多く
馴染みのある路線です。



新橋 - お台場海浜公園


新橋から有明までは2001年11月14日に
初めて乗車しました。

鉄道発祥の碑のあるJR新橋駅の東口に
ゆりかもめの新橋駅があります。



JR新橋駅から眺めた
ゆりかもめの新橋駅の様子です。

改札を抜け、3階のホームに上がりました。



ホームドアが開き、
6両編成の列車に乗り込みます。

ゆりかもめは自動運転なので、
先頭車両の最前列まで座席があり、
前面展望を愉しめる特等席になっています。



発車してすぐ、右に90度のカーブを曲がり
旧汐留駅跡の再開発地域を通ります。


2012年2月10日にこの区間の
前面展望動画を撮りました。




汐留駅に到着です。



この汐留地区は日本の鉄道発祥の地・
旧新橋停車場があったところです。

旧新橋停車場の様子はこちらです。


国鉄時代には広大な汐留貨物駅が
ありましたが、今ではすっかり近代的な
高層ビルが建ち並んでいます。




この汐留地区の高層ビルを抜けると
進行右手から東海道新幹線や
東海道本線、山手線そして京浜東北線の
線路が寄り添ってきます。



ここからしばらくは、日本の大動脈に
寄り添って走ります。

丁度、下りの「のぞみ」が走ってきました。



ビル街の間を何本もの線路が
貫いている光景を「ゆりかもめ」の
車窓から眺めるのは圧巻でした。

この左手には高速道路の向こうに
浜離宮があります。



浜離宮の様子はこちらです。


浜松町駅が近づくと、「ゆりかもめ」は
左にカーブを切り、竹芝客船ターミナルを目指します。

浜離宮庭園と旧芝離宮庭園の間を抜けると
前方に帆船のマストが見えてきました。



この先が竹芝駅です。


2012年2月10日に撮影した
汐留 - 竹芝間の前面展望の様子です。




この先、日の出駅にかけては
車窓左手に東京湾を眺める事が出来ます。



やがて倉庫が建ち並ぶその向こうに
レインボーブリッジが見えてきました。



1993年に竣工し、吊り橋部の長さ918mです。
上階が首都高速道路、下が一般道と
このゆりかもめが通っています。

進行右手から首都高速道路が近づき
「ゆりかもめ」は首都高速の下を走るようになります。




周囲に倉庫の立ち並ぶ芝浦埠頭を過ぎると
いよいよレインボーブリッジです。



急勾配で橋にさしかかる高速道路を尻目に
「ゆりかもめ」はループを描いて
レインボーブリッジへと登って行きます。


こちらは芝浦ふ頭 - お台場海浜公園間の
前面展望の動画様子です。




ループの勾配を上る途中で眺めた
夕陽の景色です。



ビルや倉庫が建ち並ぶ港湾地域ですが、
こうした夕暮れの景色もなかなか綺麗でした。

進行左手に見えていたレインボー
ブリッジが右手に移りました。



「ゆりかもめ」はいよいよ
吊り橋部に差し掛かりました。



急カーブのレールの先に吊り橋の
シンボルの主塔が見え、
なかなか迫力のある眺めです。

「ゆりかもめ」は上下二重構造の
レインボーブリッジの下層を走ります。

両側に道路が走っていて、
フェンスに囲まれた中を走ります。



橋の構造の大きさに目を奪われるうち、
レインボーブリッジを渡り終え、
お台場地区に差し掛かりました。


こちらはお台場海浜公園から新橋行の最後尾から
撮影したレインボーブリッジを渡る際の様子です。



レインボーブリッジに西陽が差し込んでいました。


お台場は黒船襲来のおり、江戸幕府が
首都江戸の防衛の為に築いた砲台の跡です。

お台場海浜公園で下車し浜辺に出てみました。
砂浜の海岸がお台場に繋がり、その向うに
レインボーブリッジが見えています。



レインボーブリッジの背景には
東京タワーや高層ビル群が並んでいます。

お台場の様子はこちらです。


上り新橋行きの最後尾から眺めた
お台場海浜公園駅の様子です。



新交通システムはゴムタイヤを履き、
左右の案内軌条で進む方法をとっています。



お台場海浜公園 - 有明


「ゆりかもめ」はお台場海浜公園を出ると
高層ビル群とショッピングセンター街を走ります。

夕陽を浴びて輝く高層ビル群と
ショッピングモールの様子です。



この先の台場駅の近くには独特な形の
フジテレビ本社や高級ホテルも建ち並んでいて
東京の新しい観光名所になっているようです。



上り列車から眺めたフジテレビ本社と
台場駅の様子です。


お台場海浜公園 - 台場間の前面展望動画です。




「ゆりかもめ」は台場の先で、
潮風公園に行き当たり
左に向きを変えました。



直角にカーブを切ると、車窓左手後方に
先ほどの高層ビル群やフジテレビ本社が
見えてきました。



「ゆりかもめ」は大井方面に抜ける
高速道路の海底トンネル入り口をかすめ
船の科学館の脇を走ります。
車窓右手には天王洲地区との間に広がる
運河が広がっていました。



西に陽が傾き、逆光の中で、
船が輝いて見えているようでした。


船の科学館を過ぎると、
再び90度の急カーブを曲がり
テレコムセンターに到着しました。



このテレコムセンターの先で
三度左へ90度のカーブを曲がります。

進行方向前方に先ほど前を通った
フジテレビ本社が前方に見えています。



この辺りでは、頻繁に直角のカーブを曲がり
どこを走っているのか、わからなくなってしまいます。
今度は進行方向を左に変え、
お台場辺りとは逆向きに走る様になり
大きな観覧車の近くを通りました。



これは青海パレットタウンの大観覧車です。

青海駅を過ぎ、運河を渡ると、
車窓左手に高級リゾートホテルが見え、
車窓右手には東京ビッグサイトが見えてきます。



東京ビッグサイトが近づくと国際展示場前駅です。

イベント開催時には、ここまでは混んでいますが、
この国際展示場前で殆どの乗客が
下車してしまいガラガラとなってしまいます。



この写真は、有明駅前のホテルから眺めた
東京ビッグサイトと「ゆりかもめ」の線路です。


国際展示場を過ぎると、車両基地からの
引込み線が合流してきます。



そして、終点有明に到着です。



有明 - 豊洲


有明から豊洲までの区間は
2003年3月27日に延長開業しています。


2001年11月に初めて「ゆりかもめ」に乗ったときには
国際展示場から有明にかけては空き地が広がり、
高架の「ゆりかもめ」の有明駅は原っぱに建っていました。

ところが、5年後に来てみると駅前に大きなホテルも建ち、
ホテルに続いていくつも大きなビルが立ち並び
隔世の感があります。



これは有明駅に到着する「ゆりかもめ」から眺めた
「りんかい鉄道の展示場前駅の様子です。

有明から豊洲に向かう電車は、空いていて
先頭車からの展望が楽しめました。

有明を出ると、すぐに左手に国際大会で有名な
有明テニスの森公園のセンターコートが現れます。




それを過ぎると空き地が広がり、
東京タワーが見えてきました。



東京タワーの様子はこちらです。

333mの高さを誇る東京タワーも
高層ビルの間に埋もれてしまいそうです。

やがて進行方向を右に90度変え
北東に進路を取ります。
空き地の中の市場前を過ぎます。



市場前駅に広がる空き地の様子です。

築地から魚市場が移転する計画もあるようです。
その時はまた景色が一変するのでしょう。

市場前から空き地の中を進むと新豊洲です。



やがて、隅田川の支流の運河と
それに沿う高層アパート群が見えてきました。



この日はとてもよく晴れて、
「ゆりかもめ」からの眺めも
とても気持ちいいものでした。

そんな景色に見惚れているうちに、
高層ビル群が近づき、終点豊洲に着きました。



明るい大都会の風景です。

まだ開発されていない空き地を走ってきたので
豊洲の高層ビルがとても眩しかったです。


「ゆりかもめ」はこの先さらに地下鉄・大江戸線の
勝どきまでの延長計画があるそうです。

「ゆりかもめ」は東京の新都心を走る
観光路線と言った感じで、
乗って楽しい路線でした。



民鉄編に戻る


Home
Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない