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福岡市交通局の地下鉄・七隈線は
福岡市西区の橋本駅から天神南に至る
全長12.0kmの路線です。
福岡市の南西部と中心地・天神を結ぶ
新しい路線で、2005年2月3日に開通しました
2008年1月4日、新大阪発の「ムーンライト九州」で
博多入りし、地下鉄空港線で天神に向かい、
七隈線へと乗り換えました。
この七隈線は線路幅1435mmの標準軌で、
軌間1067mmのJRの路線に乗り入れている
福岡空港から姪浜に至る空港線や、
途中の中洲から貝塚に至る箱崎線とは
異なっています。
斬新なデザインの七隈線の電車です。
通常、トンネルの中だけを走る地下鉄では
車内の灯りで前方の視界が利かなくなるのを
防ぐために、運転席の後ろは塞いであるのですが、
この七隈線の車両は開放的な造りになっていました。
後で調べてみると、運転手は座っているものの、
自動列車運転装置が備わっていて、実質的に
運転操作はしない為というのが理由の様です。
乗車したときは知らなかったのですが、
列車の最後尾では、この運転手さんの位置に
座って去り行く線路を眺めることも出来るのだそうです。
天神南を8:00頃に発車して橋本に向かいました。
単線シールドトンネルを進みます。
線路と線路の間にある板状のものは
リアクションプレートと呼ばれる導体で
電車は装着されたコイルとの間で生じる
推進力で進んでいくリニアモーター式です。
最近の地下鉄はこの方式にものが多く、
大阪市交通局の今里筋線なども同じ方式です。
ここは西鉄大牟田線との接続駅です。
運転士さんの後方に陣取って進行方向を眺めていますが、
景色はトンネルが続くのみで、さすがに変化に乏しく、
地下鉄の未乗区間乗りつぶしは、楽しみよりも
義務感めいた感じになってしまいます。
短い間隔で駅に停車を繰り返しています。
車内は朝に郊外に向かう列車としては
比較的多くの乗客が乗っていました。
七隈線のほぼ中間地点にある金山駅です。
本来なら、このあたりで途中下車し、
七隈線が走る地域の様子を
地上に出て見てみたいのですが、
この日は、この後のスケジュールがタイトで
途中下車するのはあきらめました。
福大前で停車中の様子です。
ホームの向かい側に、天神南行きの
電車が丁度到着していました。
各駅のデザインもモダンな感じです。
七隈線は、大学が集まる地域を
走っているそうで、普段は学生の
通学にも使われているのでしょうか。
各駅での乗降を繰り返すうちに
次第に車内は空いてゆき、
天神南から24分で橋本に到着しました。
橋本到着後、すぐに天神南行きの
方向表示をしていました。
橋本駅の周囲の様子です。
新興住宅地といった感じでした。
この橋本から、北に3km程のJR姪浜駅に出て、
JR筑肥線で唐津に向かいました。
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