ヨーホー国立公園
Yoho National Park, Canada








ヨーホー国立公園は、バンフ国立公園の西側、
山一つ隔てたところに広がる国立公園です。

バンフやレイクルイーズは、多くの観光客が訪れる
カナディアンロッキーのメッカなのですが、
その西に広がるヨーホー国立公園は
静かなロッキーの自然が満喫出来ると
人気が高いとのことです。





レイク・ルイーズ (Lake Louise)から
ヨーホー国立公園に向かう途中、
キッキングホース峠と呼ばれる
大陸分水嶺の峠を越えます。



この写真は、キッキングホース峠の
カテドラル山(Cathedral Mt.)です。
標高は3189mです。

レイクルイーズの様子はこちらです。


この峠を越えると、Trans Canada Highwayは
ヨーホーバレーへと急坂を下っていくのですが、
併走するカナディアンパシフィックの線路は
2つのループ線を使って高低差を稼ぎ
フィールドの町へと下って行きます。

このループ線のトンネルをスパイラル・トンネルといい、
標高の高い方をUpper Spiral Tunnel、
低い方をLower Spiral tunnelと言います。
このうち、高速道路の展望台から、
Lower Spiral Tuunelを見る事が出来ます。

スパイラルトンネルの様子はこちらです。


スパイラルトンネルを長い貨物列車が走っていく様子や、
麓のフィールド駅で豪華観光列車Rocky Mountaineerの
到着をカメラに収めたりした後、
エメラルド湖に向かいました。


はじめは400m近い落差の豪快な滝という
カタタウ滝を見に行く予定でしたが、
雪の為に道がまだ通行止めでだったのです。

人口わずか280人というフィールドの町を過ぎ
Trans Canada Highwayから
エメラルド湖への道に分け入ります。

行き交う車も殆どない道を
フィールドから20分くらい走ったでしょうか、
エメラルド湖に着きました。

その名の通り、エメラルド・グリーンの湖が
ロッキーの山を望み、針葉樹の林の中に
ひっそりと佇んでいました。



湖には島が浮かび、その島に
木橋が架かっています。

島にはロッジやレストランがあります。



木々に囲まれたこのロッジに滞在するのは
とってもいい雰囲気と思います。

ガイドブックを読むと、このロッジに泊まるには
かなり早い時期から予約を入れなければならないそうで、
それも頷けるロケーションです。

レストランの脇で、サンドイッチと飲み物が買えたので、
湖畔でこの景色を眺めながらお昼にすることにしました。



午前中に降っていた雨も上がり、
山の麓から水蒸気が沸き立つようです。
しっとりとした雰囲気は山水画の趣です。

次第に天気も回復傾向にあるようで、
時折青空ものぞくようになりました。

エメラルド湖でしばらく佇んでいた後、
再び、レイクルイーズに戻る事にしました。


フィールドに向かう途中、
ナチュラル・ブリッジに立ち寄りました。

このナチュラル・ブリッジはキッキングホース川が
河床の岩をくり貫いて流れているところです。

岩の真ん中が長い年月のうちに
水に削られ、自然の橋のようになっています。



中央のところは切れていますが、
ナチュラルブリッジという
名前そのものの景色です。

逆巻くように流れる川は、
まるで滝の様な感じです。



しぶきをあげて流れるキッキングホース川と
Mt. Duchesnay(標高2927m)です。



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