大内宿、福島
Ohuchi-Shuku, Japan
浅草から会津高原行きの急行電車に乗り、
会津鉄道と乗り継ぎ、湯野上温泉駅に着きました。
浅草から4時間20分程。今市から先は深い山で、
このあたりは福島県と栃木県の県境を源に流れる
阿賀川沿いの渓谷で、ひっそりとした山村です。
駅も小さいながら茅葺の建物でした。
2006年12月に、JR新宿から「スペーシアきぬがわ号」と
「AIZUマウントエクスプレス号」を乗り継いで、会津若松へ抜けました。
「スペーシアきぬがわ号」の乗車記はこちらです。
「AIZUマウントエクスプレス」の乗車記はこちらです。
この湯野上温泉駅から6km程更に西に入ったところに、
会津西街道の宿場町、大内宿があります。
この大内宿は、会津と江戸とを結ぶ
主要街道に位置していたので、
江戸時代にはたいそう栄えていましたが、
その後阿賀川沿いに新しい街道が出来ると、
宿場町は急速にさびれてしまったそうです。
その為、大内宿には昔ながらの街道の風情が
現代にも残ったそうです。
大内宿の佇まい。
一部の屋根はトタンになっていますが、
これから全て茅葺屋根に葺き替えられるそうです。
ひっそりとした宿場を歩いていると、
タイムスリップしたような錯覚を覚えます。
茅葺屋根の三澤屋。
そして白壁の倉造りは扇屋です。
宿場の中ほどには、昔の本陣が復元されていて、
街並み展示館として公開されています。
昔ながらの囲炉裏の部屋。
その昔、会津西街道を行き来した
大名の一行が宿泊した次の間。
大内宿は、江戸を今に伝える宿場町です。
湯野上温泉 塔泉閣
福島県下郷町湯野上温泉
Tel: (0241) 68-2513
阿賀川沿いに立つ温泉旅館です。
部屋から綺麗な渓谷が見えました。
湯野上温泉のあたりは渓谷が綺麗で、
近くには塔のへつりという奇勝もあります。