東京 / 世田谷界隈
Setagaya Area in Tokyo








東急世田谷線に乗った際、途中下車して
沿線の見所を訪れてみました。

三軒茶屋から東急世田谷線に乗り、
まずは松陰神社前で下車し、
松陰神社を目指しました。

松陰神社は、幕末の志士
吉田松陰を祭った神社です。

駅から歩いて数分で松陰神社に着きました。



松蔭は、長州藩出身です。

日本に来航したペリーの軍艦に密航を願い出たり、
老中の間部詮勝暗殺を企てた為、
長州藩により幽閉・投獄されていました。

その後、大老・井伊直弼の安政の大獄により
幕府に送致され、その取調べの最中に
老中暗殺計画を自白したため、
斬首刑に処されています。

その後、小塚原の回向院に
埋葬されていた吉田松陰の遺骸は、
松下村塾の門下生・高杉晋作らにより
毛利家の別荘のあったこの地に改装されました。



身はたとい 武蔵の野辺に 朽ちぬとも
とどめおかまし 大和魂

これは、吉田松陰の辞世です。



吉田松陰の生まれた萩の様子はこちらです。
吉田松陰が葬られた回向院の様子はこちらです。


松蔭神社の参拝を済ませ、再び世田谷線に乗り、
上町駅で下車し、世田谷代官屋敷に向かいました。

当時、この辺りは、彦根藩井伊家の所領で
代官が置かれていたそうです。



藁葺き屋根の建物が時代を感じます。
今は住宅が建ち並ぶこの辺りも、
江戸時代には田畑の景色が
広がっていたことと思います。


そして、最後に訪れたのが彦根藩
井伊家の菩提寺、豪徳寺です。



総門にあたる碧雲関から境内に
入って本堂への通路を歩きます。

豪徳寺の伽藍はかなり大きなものだったようです。
しばらく歩いて本堂にたどり着きました。



豪徳寺は招き猫でも知られているそうですが、
ここには、桜田門外の変で暗殺された
井伊直弼の墓があります。



安政の大獄で刑死した吉田松陰と
安政の大獄を指揮し、それ故に暗殺された
井伊直弼のお墓が程近いところにあるのも、
何かの縁でしょうか。

井伊直弼の生まれた彦根城の様子はこちらです。



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