三鷹・井の頭公園
Inokashira Park, Tokyo

井の頭公園は、三鷹市と武蔵野市にまたがる
公園で、開園は1917年(大正6年)5月1日です。

井の頭公園は、井の頭池を中心とした公園です。
豊富な湧き水が井の頭池の源になっていて、
旧石器時代からこの周辺に人が住んでいました。

また徳川家康が、井の頭池の湧水を関東随一と
褒めたとの記録も残っています。

江戸時代、井の頭池と周辺の杜は、幕府の御用林と
なっていましたが、明治以降は宮内庁の御用林となり、
それが1917年(大正6年)に東京市(当時)に下賜されました。

この井の頭公園は、ドラマでもよく登場していましたが、
訪れる機会はなく、2011年8月に初めて訪れました。
その時の様子を紹介します。

井の頭公園は、吉祥寺駅からも歩いて行けますが、
最寄り駅は、京王電鉄・井の頭線の井の頭公園駅です。

京王電鉄・井の頭線の乗車記はこちらです。


撮影: 2011年8月

井の頭公園駅のすぐ脇に井の頭公園の入り口が
あり、すぐ先に、神田川が流れていました。
井の頭線の鉄橋もすぐ近くに見えています。


撮影: 2011年8月

神田川は、井の頭池から流れ出し、
東京湾に注いでいます。

井の頭公園を訪れたのは真夏の8月。
百日紅が綺麗に咲いていました。


撮影: 2011年8月

神田川に沿って、井の頭公園の奥に向かいます。


撮影: 2011年8月

林を抜けていくと、井の頭池が見えてきました。
井の頭池は、井の頭公園の中心に位置し、東西に
細長い池で、池の面積は4.3ヘクタールになります。


撮影: 2011年8月

井の頭池の周囲の杜は、江戸時代から立ち入り禁止に
なっていた事もあってか、緑豊かで、住宅密集地の
真ん中にあるとは思えない程です。

井の頭公園は、都立の公園ですが、
木立の間には洒落たカフェもありました。


撮影: 2011年8月

ここのテラス席でのんびり食事し、
公園をゆっくり散策出来たら、
有意義な一日になりそうです。

細長い井の頭池は、西に向かうと二つに分かれます。
北側がお茶の水池、南側が弁天池と呼ばれ、
その辺りから、池を横断する木橋が
幾つか架けられています。


撮影: 2011年8月

上の写真は、弁天池に架かる木橋です。
噴水の向こう側に弁財天のお堂が見えます。

木橋を渡らずに、弁財天に向かってみました。


撮影: 2011年8月

井の頭弁財天は、平安時代の中頃に、最澄作の
弁財天女像を安置する為に建てたお堂です。

弁財天のお堂の前の狛犬です。


撮影: 2011年8月

弁財天のお堂は、源頼朝が1197年(建久8年)に
建立していますが、鎌倉時代末期の元弘の乱
(1331-1333) の際に焼失し、1636年(寛永13年)に
第三代将軍・徳川家光が再建しています。


撮影: 2011年8月

弁財天の周辺には、江戸時代の商人や歌舞伎役者が
寄進した石碑などが、今も残っています。

弁財天のお堂の奥には、銭洗弁財もありました。


撮影: 2011年8月

ゆっくり散策したつもりでしたが、真夏だった
事もあり、かなり汗を掻きました。

井の頭池の北側のお茶の水池の西端には
徳川家康が褒めたという湧水が今も残って
いますが、そこは見逃してしまいました。

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