大原・鞍馬
Ohara & Kurama in Kyoto, Japan






大原や鞍馬は京都市街から離れた山奥にあります。
市街の喧騒を離れ、静かなこの地にも、
いくつかのお寺が点在しています。



三千院
(Sanzenin Temple)


寂光院
(Jyakkouin Temple)


鞍馬寺
(Kuramadera Temple)
Feb. 11, '06

貴船神社
(Kifune Shrine)
Feb. 11, '06




京都のページに戻る

関西地方のページに戻る

Shane旅日記 日本編に戻る








鞍馬寺


鞍馬寺は深い山々に囲まれ、
古より信仰を集める霊場です。

源義経が、少年期にここ鞍馬山で
修行を積んだことでも知られています。

また紅葉のシーズンには
多くの観光客が訪れています。

この自然溢れ信仰深い鞍馬に、
2005年6月に行ってきました。


鞍馬山へは、叡山電鉄の電車でアクセス出来ます。
叡山電鉄の様子は
こちらです。


出町柳から30分程で、鞍馬着。
ここから門前を抜けると、
鞍馬寺の山門が見えてきます。



鞍馬山の立派な石碑の向こうに
朱塗りの仁王門が聳えていました。

この日は6月の平日だったので、
参拝客はそれ程多くはない様子でした。

仁王門をくぐり、坂道を登っていくと、
右手にケーブルカーののりばが見えてきます。

実は、鞍馬寺に来た目的の一つは、
このケーブルカーの乗車もあったのですが、
生憎この日は定期点検の運休日。

せっかく来たのに残念ですが、
ケーブルカーにはまた後日乗ることとして
予定通り、鞍馬寺の参拝を続けます。

灯篭の並ぶ階段を登っていきます。



見落としてしまいましたが、魔王の碑を過ぎ、
由岐神社の鳥居と山門が見えてきました。

由岐神社は、将門の乱や地震で
騒乱状態の京を鎮めようと
940年に朱雀天皇が御所から
この地に遷宮されたそうです。



大きな杉の木から歴史の深さがわかります。

階段を上りきると、由岐神社の本殿です。
注連縄のオレンジ色が鮮やかに輝いていました。




この由岐神社を過ぎ、
しばらく九十九折の坂道を登ると、
源義経供養塔がありました。

東光坊という坊の跡で、ここで義経は
7歳から10年間過ごしたそうです。

ケーブルカーの多宝塔駅からの道と合流し、
灯篭が並ぶ階段を登ると金堂です。



金堂は標高410mのところにあります。
金堂前からは鞍馬の山々が
広がっているのが見えました。



この山深さなら、天狗が住むというのも
なずけるような気がしました。


金堂までかなり登ったのですが、
ここから、引き換えしてしまうのは
なんだかもったいなく、更に山に分け入り、
貴船の方に下りる事にしてみました。

少年期の義経が奥の院へ兵法の修行に
通う途中にのどの渇きを潤したとされる
「牛若丸息つぎの水」と呼ばれる
湧き水を通り過ぎました。

この辺りは、いよいよ山深くなっています。
大杉権現社という社に向かう途中、
木の根道とよばれる、木の根が
地表を這う地形に出会いました。



気をつけていても躓いてしまいそうな地形です。
地盤が固く、木の根が深く根を張れないために
表面に浮き出てしまっているのだそうです。

しばらく歩くと、僧正ガ谷不動堂に着きました。



義経堂は、このすぐ近くにあります。
毎夜兵法の訓練をしたそうです。

再び鬱蒼と茂る木々の中、
木の根道を歩きました。

険しい山道で足元が覚束ない程です。
下り坂となってしばらく行くと、奥の院魔王殿です。



650万年前に金星から地球に舞い降りたという
護法魔王尊が祭られているそうです。


魔王殿からは、更に急な下り坂となりました。
滑りそうになりながら慎重に歩いているうちに
涼しげなせせらぎの音が聞こえてきました。



木々の間から、建物が見えてきました。
久しぶりに現世に降り立ったような感じがしました。



大原・鞍馬のページに戻る





貴船


鞍馬山の険しい山道を抜け、
沢に降り立つと、そこが貴船でした。

沢を流れる川に沿っていくつも料理屋が並び、
どの料理屋さんも、貴船川の清流の上に
御座を張り出し、そこで料理を楽しめるようになっています。

これが、貴船で有名な川床です。
鞍馬山の上りで汗ばんでいたのですが、
この清流の辺に佇んでいるだけで、
汗がす〜っとひいていきました。

お昼を食べた後、貴船神社に立ち寄ってみました。



貴船神社は水神様を祭る神社で、
京都に都が移される前に
建立されていたという事です。

灯篭が建ち並ぶ貴船神社の参道。



とても絵になる光景でした。



大原・鞍馬のページに戻る



京都のページに 戻る

関西地方のページに戻る

Shane旅日記 日本編に戻る