2007年11月20日、黒部峡谷鉄道に乗車しました。
元々の予定では終着駅・欅平周辺を散策しようと
思っていたのですが、欅平周辺が雪で散策路が
閉鎖になっていたので、予定を変更して
宇奈月温泉の周囲を散策してみました。
まずは、富山地方鉄道・本線の宇奈月温泉駅から
黒部峡谷鉄道の宇奈月駅に向かう途中の様子です。
ロッジのような建物がスイスのような雰囲気です。
マッターホルンの麓の町、ツエルマットを
どこか彷彿とさせる光景でした。
黒部峡谷鉄道が旅客営業を始める前に
活躍していたアメリカ製の機関車です。
黒部峡谷鉄道の列車の発車まで
待ち時間が一時間程あったので、
黒部川電気記念館を訪れました。
ここは旧黒部川電力所跡地に建てられ、
黒部水系の電力開発の様子を展示しています。
黒部川沿いのジオラマもありました。
このジオラマを見ていると、これから乗る
黒部峡谷鉄道への期待に胸が揚まります。
この電気記念館を訪れた後に、
黒部峡谷鉄道で、欅平まで往復した後、
宇奈月温泉を散策しました。
宇奈月温泉周辺の案内図です。
黒部峡谷鉄道に乗る前には
青空も広がっていた宇奈月ですが、
往復してくると、雨が降り出していました。
向かった先は宇奈月ダム展望台です。
宇奈月駅北側からの眺めです。
宇奈月駅を出て、左にカーブを切りながら
短いトンネルに入っていく黒部峡谷鉄道の
線路の向こう側、一段低いところに
架かっているのが山彦橋です。
山彦橋は黒部川に架かる橋。
以前は黒部峡谷鉄道は
この橋を渡っていたそうですが、
線路付け替えで、すぐ近くに
新山彦橋を新たに架けたそうです。
山彦橋から見上げる新山彦橋です。
黒部峡谷鉄道の列車が通るところを
写真に撮ろうとしたのですが、
列車を待つ間に雨脚が強くなって
いい写真が撮れませんでした。。
山彦橋を渡り、トンネルを抜けて
宇奈月ダム展望台に向かいます。
その昔は、黒部峡谷鉄道の
列車が走っていたトンネルでしょうか。
ライトは灯っているものの、
薄暗いトンネルを抜けると
遊歩道が続いていました。
上の写真にも写っていますが、
この遊歩道の右手にコンクリートで
覆われた通路のようなものが続いていました。
真っ暗でコウモリの巣になってるような
通路ですが、これが冬季歩道なのだと思います。
雪が深く、雪崩を避ける為、
黒部峡谷鉄道も運休となり
一部の鉄橋は解体される程の黒部峡。
冬の間に発電所との行き来に
この通路が使われるのでしょう。
しばらく歩くと宇奈月ダム展望台に出ました。
小雨に煙る谷間に、うっすらと
宇奈月ダムが見えていました。
強い雨脚で、ここから宇奈月ダムを眺めて
予約してある温泉旅館へと向かいました。
その旅館に向かう途中での
黒部川沿いの様子です。
雨も小降りになり、紅葉が
鮮やかに見えていました