富山市は神通川に沿う街、富山平野の真ん中に位置しています。
市のホームページによると人口は42万人程です。
立山連峰や日本海を控え、風光明媚なところだと思います。
富山平野を走る列車の車窓からの眺めは、
大きな一戸建の家が多く、裕福な地方だなと思います。
富山は2、3度しか行っていないのですが、
気に入ったところを紹介していこうと思います。
岩瀬浜まで乗って来た電車が鉄橋を渡って、
富山北に向かうところに出会いました。
ここから運河に沿って富山港を目指します。
富山港の岸壁は部外者以外は立ち入り禁止のようです。
着岸している船へと荷物を運ぶトラックが
ひっきりなしに出入りしています。
富山港の岸壁の中ほどに
富山港展望台があり上ってみました。
写真は撮らなかったのですが、
金比羅社の境内にある北前船時代の常夜灯に
模した形で、高さは20mの展望台です。
古びた貨物船が着岸していました。
そして、港と反対側に広がる岩瀬の集落です。
晴れていれば立山連峰が
見えていたと思いますが、
この日はどんよりと曇っていました。
富山港展望台の次に、岩瀬の集落に向かいました。
ここは北前船の貿易で賑わった
回船問屋が軒を連ねていたところです。
どっしりとした古びた家が続いていました。
通りにはロシアの人でしょうか、
外国の人が沢山歩いていて、
貿易港が近いことを実感します。
通りの反対にある小さな公園には
北前船の像が置かれていました。
北前船は江戸中期から大阪と蝦夷(今の北海道)
との間の交易に用いられた廻船です。
小さな帆船で、所々寄港しながら大阪と蝦夷の間を結び
その途中でも色々と物品のやり取りをしていたそうです。
この建物は国指定重要文化財にもなっている森家です。
家の中には日本各地の名産が飾られているそうですが、
この日は月曜日で生憎、休館日でした。
通りの外れに立派な酒屋さんがありました。
軒先の大きな杉の玉が酒屋さんの目印です。
岩瀬の集落、北前船の賑わいを
彷彿とさせるいい街並みでした。