車山高原・霧ケ峰
Kuruma-Yama & Kirigamine, Japan






八島ヶ原湿原




諏訪湖の南、茅野からビーナスラインで北上すると
諏訪と佐久平を隔てる山々に行き着きます。

白樺湖の西側、標高1925mの車山から
5km程離れた鷲ヶ峰の間に
広がる霧が峰高原。

そして、白樺湖を挟んで東側
八ヶ岳の麓に位置する蓼科高原。

日本の尾根にあたり、
雄大な景色が望めるこの地域に、
2004年のGWの休暇に行ってきました。

その時の様子を紹介します。

白樺湖や蓼科の様子はこちらです。



車山 (Kurumayama)
Feb. 19, '06


車山 〜 八島ヶ原湿原
(Hiking from Kurumayama to Yashimagahara) 

Feb. 21, '06


八島ヶ原湿原
(Yashimagahara) 

Feb. 24, '06


八島ヶ原湿原 〜 車山
(Hiking from Yashimagahara to Kurumayama) 

Feb. 26, '06





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車山
(Kurumayama)



車山は白樺湖の西、標高1925mの山です。

比較的、なだらかな山容で、
標高はそれ程高くないのですが、
潅木しか生えていません。

スキー場としても知られていますが、
日本の中央部に位置し
周囲に高い山がないので、
とても見晴らしがいい事で知られているようです。

GWの連休初日、まだ暗いうちに家を出て、
珍しく高速道路で車山に向かいました。

朝早くから行動したおかげで、
たいした渋滞にも遭わずに
リフトの動き出す前に車山に着きました。



この日はとてもいい天気。
抜けるような青空が
空一面に広がっています。

車山の山頂もくっきり見えています。


リフトが動き出すのを待って、
車山の山頂を目指しました。

リフトが進むに従い、蓼科山や
八ヶ岳が見えてきました。
とても雄大な景色で、山頂に行くのが
とても待ち遠しくなってきます。

リフトを乗り換え、そして熊笹の
生い茂る山道を少しばかり上り、
車山山頂に辿りつきました。

まだ朝早く、ぴりっと引き締まった空気の中、
360度の展望が広がっていました。



これは、車山の北東方面の眺めです。
写真やや右側の独立峰が蓼科山です。
標高2530m。一見、富士山の様な
山容はとても印象的です。

そして、ちょっと見えにくいのですが、
写真の左側には、遠く浅間山も見えていました。

車山から浅間山までは直線距離で約50km。
思ったよりも近いのですが、
思わず浅間山も見えて感激です。




そして、この景色は南側の眺めです。
写真左手の連山が八ヶ岳です。
平地から湧き上がる霞の向こうに聳えている様子は、
いつまで眺めていても飽きる事がありませんでした。

写真では非常に見難いのですが、
八ヶ岳の右側に、小さく富士山も見えていました。
そして、写真中央遠くに見える山脈が
南アルプスです。

写真は載せていませんが、南から西にかけては
中央アルプスから北アルプスが聳え、
日本の主だった山脈や名山がまさに一望出来ました。


この写真は八ヶ岳の写真です。
ごつごつした岩場の山頂の向こうの
八ヶ岳の眺め。
本当にいつまでも眺めていたい景色でした。




当初は、車山周辺でこの日を過ごし、
次の日に八島ケ原湿原を散策する
予定だったのですが、
天気が下り坂ということで、
このまま八島ケ原に向かいました。

岩のごつごつした山頂から
熊笹の茂る山原に一筋続く登山道に沿って、
坂道を下っていきます。

眼下に、車山肩の山荘が見えてきました。



手に取るように近くに見えるのですが、
九十九折れの山道では思った
以上に時間がかかりました。


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車山 〜 八島ヶ原湿原
(Hiking from Kurumayama to Yashimagahara)



車山肩の山荘でしばらく休憩した後に、
八島ヶ原湿原に向けてハイキングを始めました。

車山肩の小屋を出て、
車山の方角を振り返ってみました。



遠くに見える山が蓼科山
そして、測候所の建物が
目印になっている山が車山です。

5月というのに、所々残雪も見えています。
地図で見ると、写真左手が車山湿原とのことですが、
あたり一面、熊笹で覆われているばかりです。

夏になると、この辺りは花が咲き乱れるのでしょうか

そして下の写真が、これから向かう
八島ヶ原の方角です。



鷲ヶ峰が遠くに見えています。
とても見晴らしのいい景色ですが、
ここからはかなりの下りで、
足元を気をつけなければなりません。

熊笹の茂るなだらかな山肌に立つ潅木。



周囲は、このような景色が続いていました。


次第に谷間を行くようになり、
小さな沢を渡りました。

ここからは車が乗り入れられる道となり、
緩やかな上り坂を歩き、
なだらかな丘を越えていきます。

丘を越えると、オアシスのように
木々が固まって生えているところがありました。
御射山神社です。



写真は、御射山神社越しに、
遠く、車山を眺めたものです。

このあたりは旧御射山遺跡と呼ばれる
平安から鎌倉時代の遺跡のようです。

この御射山神社は諏訪大社下社の奥宮にあたり、
豊作祈願の神事や流鏑馬や犬追物などの
武術を競った競技場の観覧席の跡が、
この神社を取り囲んでいたという事です。

神社から少し下ったところにある
ヒュッテで再び休憩です。

八島ヶ原から流れ出た清流のせせらぎは
疲れた身体をリフレッシュさせてくれました。


いよいよここから再び丘を越えます。



熊笹に架かる木製の歩道を歩き、
丘を越えるといよいよ八島ヶ原湿原です。


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八島ヶ原湿原
(Yashimagahara Shitsugen)



御射山ヒュッテからの
緩やかな勾配を越えると、
八島ヶ原湿原の広大な
景色が広がっていました。



八島ヶ原湿原は標高1630mの
高原に広がる高層湿原です。

ミズコケが冬の間に枯死したものが、
泥炭となって堆積し、湿原が
形成されたとのことです。

泥炭が堆積するスピードは、一年に僅か1mm。
その泥炭が8mも堆積しているそうで、
この八島ヶ原湿原は1万2千年もかかって、
出来たそうです。

湿原の中は立ち入りが出来ず、
周囲の木橋に沿って歩きます。



時折、白樺の林の中を歩きました。


南北1km、東西800mにも及ぶ広大な湿原。
その湿原を渡る心地よい風を
感じながらの快適な散策です。

車山からこの八島ヶ原湿原の間は
あまりハイカーを見かけなかったのですが、
お昼を過ぎたせいか、駐車場に近づいたせいか
行きかう人も多くなってきました。

やがて、行く先が二手に分かれ、八島ヶ池が
見えてくると多くの観光客がいました。

この近くにビーナスラインの駐車場や
ビジターセンターがあり、ドライブの途中で
簡単に八島ヶ原の景観に触れる事が出来ます。

遠く車山を望み、八島ヶ池と
八島ヶ原湿原の景観です。



標高1630mの高地では、GWの時期は
まだ初春と行った雰囲気ですが、
6月ともなると様々な
野花が咲き乱れるようです。

このあたりから多くのハイカーと一緒に、
八島ヶ原湿原の散策を続けました。

八島ヶ池の先に、再び池が現れました。



やや小ぶりのこの池は、
鬼ヶ泉水と呼ぶようです。

更に鎌ヶ池へと続きます。



この辺りは、6月から7月にかけて
アヤメが紫の花を咲かせるそうです。

車山を遠くに望み、いつまで
見ていても素晴らしい景色です。

やがて、奥霧の小屋。
牧場の跡のような休憩所です。



ここで再び一休みです。

ここからは八島ヶ原湿原と別れ、
物見岩、蝶々深山を通る
ハイキングコースを辿り、
車山に戻る事にしました。



ここからは、しばらく山道を行きました。


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八島ヶ原湿原 〜 車山
(Hiking from Yashimagahara to Kurumayama)



八島ヶ原湿原から別れ、山道を登っていきます。
細い清水の流れに沿うように斜面を登っていきます。

潅木の林を抜け、ふと振り返ると、
先ほどまで散策していた
八島ヶ原湿原が一望出来ました。



ここからは、なだらかな尾根に沿い、
物見岩に向かう緩やかな
坂道を登って行きます。



この道が物見岩に向かう
ハイキングコースです。

広々とした空間を独り占め出来るような
歩いていてとても心地よい道でした。


八島ヶ原湿原から分かれて
40分程で、物見岩に着きました。

物見岩は、八島ヶ原湿原から車山に
向かう途中の最初のサミットです。

遠く、八島ヶ原湿原が一望できました。



自然の造形美でしょうか、
なだらかな丘の上に、ゴツゴツとした岩が
重なっている様子は、とても印象的でした。

物見岩を示す朽ちかけた道標が
ハイキングコースの傍らに
立てかけられていました。




物見岩を出ると、次のサミットは蝶々深山です。

しばらくは、なだらかな下りです。
八島ヶ原湿原はもう山の陰に
隠れて見えなくなりました。

やがてハイキングコースの北にも
景色が広がってきました。

尾根がどこまでも続くような感じで、
あの尾根の先はどうなっているのだろうと、
ハイキングコースを外れて、そちらに
足を向けたい衝動に駆られます。

やがて蝶々深山への上りとなりました。
所々雪が残っています。



この辺りは、7月にもなると
ニッコウキスゲの黄色い花が
咲き乱れることでしょう。

その頃に、もう一度この辺りを
ハイキングしてみたいものです。


そして、蝶々深山の山頂です。
下の写真は、物見岩の方向を
振り返って撮ったものです。



写真、右手の山の尾根に行って
その向こうに広がる景色を
見てみたいものです。

そして、こちらは車山方面の眺めです。



遠くに蓼科山も聳え、本当に胸の
空くような広々とした景色です。

車山山頂を出て、かれこれ6時間近く。
なだらかなハイキングコースでしたが、
さすがに足には疲れが出ています。

しばらく、この蝶々深山で休息を取った後、
車山へのロープウェー乗り場までの
最後の行程を踏み出しました。


ところで、この時の旅行では、
車山スキー場近くのペンションで泊まりました。

ペンションからは夕焼けの
八ヶ岳や蓼科山が見えました。








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