ヴェンゲン
Wengen, Switzerland






ヴェンゲン(Wengen)はスイスの中央部に鎮座する
ベルナー・アルプスの名峰、
ユングフラウを望む小さな町です。

チューリッヒやバーゼルからの直行列車の終着駅
インターラーケン・オストから
グリンデルヴァルト方面への
登山列車BOB線でLauterbrunnenに向い
ここから更にU字谷の急勾配を
ラック式の登山列車で上った所の
テラスの様な場所にあります。

Interlaken OstからWengenまでの
列車の旅の様子は こちらです。


グリンデルバルト程、
知られていないと思いますが、
自動車の乗り入れを認めず、
景色がよく静かな町です。


Wengenの駅に着くとまず目の前に
ラウターブルネンのU字谷と
Breithornの姿が現れます。



谷底には森や牧草地が広がり、
その両側に1000mはあろうか
という垂直な崖が聳えています。

崖の上には更に平地が広がり、
驚いたことに崖淵のぎりぎりの所に
ミューレンの集落が見えています。

そして深く切り込まれたU字谷の向うに
聳えているのは雪をかぶったBreithorn。

気の遠くなるような大昔の造山活動と、
何万年、何十万年前に氷河が作りだした
大自然の景色に思わず
目を奪われてしまいました。


Wengenの町は本当に小さいのですが、
ホテルや土産物屋が軒を並べていて、
観光以外の仕事に従事している人が
いないのでは?と思うほどです。



ひっそりとした、そしてのどかな街並みです。
このWengenからはユングフラウが良く見えます。



これはホテルからの眺めです。
この時はあいにくユングフラウは
雲に隠れてしまっていましたが、
澄み渡った空気を味わい、
カウベルの音を聞きながら、
この綺麗な景色を眺められるとは、
本当に至福のひとときです。


Wengenの東側にはMaennlichenの山が
屏風のように立ちはだかっているので
アイガーやメンヒの山々は見られないのですが、
Wengenから出ているロープウェーに乗って、
Maennlichenの山に登るとベルナー・アルプスの
3名峰を手軽に眺める事が出来ます。

WengenとMaennlichenの高低差は約1000m。
ロープウェーの全長は1900mで、
所要時間は5分あまりです。

僕がWengen滞在中は、天気があまり良くなく、
ユングフラウが見える事が少なかったのですが、
Wengenを発つ日の朝、雲一つなく晴れ上がったので、
このロープウェーでMaennlichenの山に登ってみました。

Wengen側は切り立った崖になっているのですが、
東側はなだらかな斜面が続いていて、
緑豊かな牧草地となっています。

そして北側にベルナー・アルプスの山々が見渡せます。



左からアイガー・メンヒそしてユングフラウの山々です。
逆光気味で、有名なアイガーの北壁は影になっていますが、
ユングフラウは朝日を浴びて綺麗に輝いていました。



手前にユングフラウ、奥はBreithornです。
この雄大な景色に言葉もなく
ただ立ち尽くしていました。


Wengen滞在中にKl. ScheideggやJungfaujochに
行って来ました。その時の様子はこちらです。
Kleine Scheidegg
Jungfrau 鉄道



Hotel Information

Hotel Berghaus

CH-3823, Wengen, Switzerland
Tel: (+41) 33-855 21 51
Fax: (+41) 33-855 38 20

URL: http://www.wengen.com/hotel/berghaus
E-Mail: berghaus@wengen.com

Wengenの町から少し外れた
ところにあるホテルです。
外れたところと言っても
徒歩で5分ほどです。

泊った部屋が最上階の
ベランダ付の部屋だったので、
ユングフラウやブライトホルンが
ベランダから良く見えました。


Wengenの他のホテルのHome pageは
こちらです。



Shane旅日記 - Europe編- に戻る