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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない

京成電鉄・スカイライナー
Keisei / Sky Liner

スカイライナーは、成田空港と東京の
上野とを結ぶ京成電鉄の看板列車です。
1978年の成田空港開港と同時に運行を開始しています。

開業当初は、成田空港の駅はターミナルにはなく、
1kmほど離れた所にあり(現・東成田)、バスでの
連絡が必要だったため、利用客も伸びなかったようです。

その後、1991年にはターミナルビルに乗り入れを開始し、
2010年からは千葉ニュータウンを経由する短絡線の
成田空港線が開業し、スカイライナーは160km/hでの
走行が可能になった事も併せて、僅か43分で結んでいます。

スカイライナーには、津田沼経由の従来の
ルートの際にも乗車しましたが、2010年11月に、
新しいルートになったスカイライナーに再度乗ってみました。

京成上野 - 青砥
Keisei Ueno - Aoto
Updated: Apr. 21, '17

青砥- 千葉ニュータウン中央
Aoto - Chiba Newtown Chuo
Updated: Apr. 25, '17

千葉ニュータウン中央 - 成田空港
Chiba Newtown Chuo - Narita Airport
NEW ! May 04, '17

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京成上野 - 青砥
(Keisei Ueno - Aoto)

「スカイライナー」は、京成本線の起点でもある
京成上野駅が始発駅です。


撮影: 2010年11月

京成上野駅は、上野公園の真下の地下にあります。
JRの上野駅は、何度も利用した事がありますが
京成上野駅は数えるほどです。

上野公園の様子はこちらです。

2010年11月に乗車した際は、京成上野発
11:00の「スカイライナー」に乗車しました。


撮影: 2010年11月

京成上野と成田空港の間には、本線経由の
特別料金不要の特急が20分毎、そして
「スカイライナー」が40分程に走っています。

2010年11月当時は、この他に一日に7往復、
本線経由の「シティライナー」も走っていました。

「シティライナー」は、この4か月後に発生した
東日本大震災の際に運行が中止され、
その後廃止になっています。

160km/hでの運転開始に合わせ、2010年10月の
ダイヤ改正から運航を開始した二代目AE型車両です。
三代目の「スカイライナー」用車両になります。


撮影: 2010年11月

「スカイライナー」の右隣に写っている車両は
2代目「スカイライナー」用車両のAE100系で
この時は「シティライナー」として運行されていました。


撮影: 2010年11月

乗車したのは日曜日の午前中でしたが、
成田空港からの出発便の多い時間帯からは
外れていたのか、車内はかなり空いていました。

京成本線は、上野公園の下をトンネルで抜けていきます。
トンネルを抜けると、すぐにJRの路線をオーバークロスします。

丁度、常磐線の特急「スーパーひたち」が走り去っていきました。


撮影: 2010年11月

この時から、既に6年半の年月が経っていますが、
この時みかけた「スーパーひたち」の車両は常磐線の
運用からは引退し、列車名も「ひたち」と変更されています。

JRの線路をオーバークロスするとすぐに日暮里に停車します。


撮影: 2010年11月

京成は、ターミナルの上野よりもJRへの乗り換えが便利な
日暮里駅の利用客の方が2倍以上も多くなっています。
しかし、この「スカイライナー」に乗る人はほとんどいませんでした。

日暮里を発車すると、常磐線の線路をオーバークロスしました。


撮影: 2010年11月

この先で、日暮里・舎人ライナーの高架橋をくぐり、
下町の住宅密集地を走っていきます。

建物が途切れ、視界が広がったと思うと
隅田川を渡りました。


撮影: 2010年11月

この時まだ建設中だったスカイツリーを
一瞬見ることが出来ました。

この先も建物の密集地が続き、
3度目の常磐線のオーバークロスです。


撮影: 2010年11月

この先に北千住駅があり、多くの線路が並んでいます。

この先も同じように建物が密集する地域を走ります。
建物がなくなり、景色が広がると大きな川を
渡るという景色が繰り返されました。


撮影: 2010年11月

2つ目の川は、荒川でした。

こうして、東京の下町の景色が目まぐるしく
変わるうちに、高架橋が見えてきました。


撮影: 2010年11月

押上からの線路です。
この押上線と合流すると、
間もなく青砥を通過します。

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青砥 - 千葉ニュータウン中央
(Aoto - Chiba Newtown Cho)

青砥は押上線との接続駅で、下り方面が
3階、上り方面が2階の3重構造の駅です。

青砥を通過すると複々線となり、今度は
中川を渡ると京成高砂駅となりました。

京成高砂は、金町線と本線、そして
北総鉄道北総線との接続駅です。


撮影: 2010年11月

金町線のホームが、本線の真上に設けられている為
通過中は圧迫感がある景色となっていました。

京成高砂を過ぎ、車両留置線の向こうに
金町線の高架橋を車窓左手に眺めます。
以前は、ここから京成本線を通っていましたが
2010年10月からは北総線に乗り入れています。

左に金町線、右に本線が分かれ、
新柴又を通過すると、江戸川を渡りました。


撮影: 2010年11月

進行方向左手に眺める江戸川です。
この辺りは、矢切の渡しが運行されています。


撮影: 2010年11月

江戸川を渡ると、千葉県に入ります。
それまでの建物も密集した景色とは一変し、
丘陵地の前に田圃が広がる景色となりました。
小説「野菊の墓」の舞台はこの辺りだったと思います。

「スカイライナー」はこの丘陵地をトンネルで抜けていきます。
トンネルを抜けると、住宅地の光景が広がっていました。


撮影: 2010年11月

北総線内の最高速度は130km/hです。
あっという間に、武蔵野線との接続駅・
東松戸を通過しました。

東松戸の先には、東武鉄道・野田線、
新京成電鉄との接続駅の新鎌ヶ谷があります。


撮影: 2010年11月

その手前で新京成電鉄の車両基地も見えていました。
上右の写真は、新鎌ヶ谷駅前の警察署です。
列車の速度が速く、あっという間に景色が流れました。

鎌ヶ谷の集落を過ぎると丘陵地となり、
線路の両側に道路が並走するようになりました。


撮影: 2010年11月

こうしたニュータウンの景色が続き、
やがて千葉ニュータウン中央駅を通過しました。


撮影: 2010年11月

この千葉ニュータウン中央まで36.5km、
30分程の所要時間でした。

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千葉ニュータウン中央 - 羽田空港
(Chiba Newtown Chuo - Narita Airport)

千葉ニュータウン中央を通過すると、
高速道路のインターチェンジのような所を通りました。


撮影: 2010年11月

本当に日本離れした景色の様に思います。
この景色を眺めていると、以前、カナダで乗った
カルガリーのCTrainの車窓を思い出しました。

CTrainの乗車記はこちらです。

このような景色がしばらく続き、
印旛日本医大の駅を通過しました。


撮影: 2010年11月

京成高砂から、この印旛日本医大までは
北総鉄道の路線を走っていましたが、ここからは
2010年10月に開業した成田空港線となります。

最高速度も160 km/hとなり、景色が
目まぐるしく変わる様になりました。

ニュータウンは印旛日本医大で尽き、
丘陵地を突っ切る様になりました。


撮影: 2010年11月

丘陵地と丘陵地の間の、関東では
"谷津"と呼ばれる地形を通りました。

この景色を過ぎると、低地が広がり、
車窓左手に印旛沼が見えてきました。


撮影: 2010年11月

印旛沼の先には田圃が広がっていました。

北総鉄道と成田空港線は、元々
成田新幹線の予定ルートだったところです。


撮影: 2010年11月

田圃の先の丘陵地に入ると、我孫子からの
JR成田線をオーバークロスし、その先で、今度は
成田から調子へと向かう線路を跨ぎました。


撮影: 2010年11月

ここからはJRの成田空港へと向かう線路が並走します。
この区間は、JRの路線も京成もお互いの
単線の線路が並走して走っています。

「成田エキスプレス」で何度も眺めた車窓風景を眺めるうちに
地下に入り、空港第二ターミナルに停車した後、
成田空港駅に到着しました。


撮影: 2010年11月

成田空港駅に到着したスカイライナーです。
京成上野から64.1km、僅か43分での到着です。


撮影: 2010年11月

隣のホームにはJRの快速「エアポート成田」と
成田エクスプレスが停車していました。


撮影: 2010年11月

新幹線との接続や、新宿あるいは横浜へと
向かうには成田エクスプレスが便利ですが、
都内であれば、所要時間が短く、運賃の安い
スカイライナーに軍配が挙がるような気がします。

改札を出来ると、空港ターミナルへと直結しています。


撮影: 2010年11月

以前は、ここでパスポートの提示を求められました。
この時は、この後にJRに乗り換え、鹿島に向かった
のですが、それでもここを通過しなければなりません。

パスポートは持っていませんでしたが、かすかな記憶では
事情を説明しただけで、通してもらえたと思います。

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