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鉄道旅行へのいざない



岡山電気軌道
Okayama Electric Tramway








岡山電気軌道は、岡山で2路線の
路面電車を運営している会社です。

会社の創立は古く1910年(明治43年)に遡ります。
初めて路面電車の路線が開業したのは1912年(明治45年)、
駅前 - 後楽園口と城下 - 西大寺町間です。

1923年(大正12年)に西大寺町 - 東山間が延長され、
1946年には清輝橋までの区間が開業し、
現在の路線網が出来ています。


現在の路線は、下記です。

東山線
岡山駅前 - 東山
3.1km
清輝橋線
柳川 - 清輝橋
1.6km




岡山電気軌道の路線網は,非常に小ぶりですが、
日本の路面電車の多くが、1960年代のモータリゼーション後に
大幅に路線が削減されている例が多いなか、
ほぼその路線を維持しているのが驚きです。


この岡山電気軌道は、2005年には南海電鉄貴志川線の
営業を引き継ぎ、和歌山電鐵を設立しています。

貴志川線の乗車記はこちらです。


この岡山電気軌道には1994年に一度乗車していますが
2010年7月末に岡山を訪れた際、再乗しています。

2010年に再乗した際の様子を紹介します。



東山線 (岡山駅前 - 東山)
Higashiyama Line
(Okayama Ekimae - Higashiyama)
Jan. 10, '16


清輝橋線 (柳川 - 清輝橋)
Seikibashi Line
(Yanagawa - Seikibashi)
NEW ! Jan. 12, '16






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東山線
Higashiyama Line


(岡山駅前 - 東山)
(Okayama Ekimae - Higashiyama)






岡山電気軌道の路面電車は岡山駅前を起点にしています。
新幹線を下車し、見上げた岡山駅の様子です。




この写真は2013年12月のものです。

広い駅前広場から東に真っ直ぐ伸びる道路上に
岡山電気軌道の岡山駅前の停留所がありました。



中央分離帯を隔てて南北に二つの線路があり
南側が東山行き、北側が清輝橋行きと
使い分けられているようです。



カラフルな色の電車が、頻繁に行き来しています。
東山線は5分毎、清輝橋線は10分毎の運転本数です。

子会社にあたる和歌山電鐵のマスコット、
たま駅長のイラストの電車もありました。


岡山駅前から東山を目指します。



上の写真は岡山駅前行の電車の
最後尾からの東の方向の眺めです。

200m程で、次の西川緑道公園の停留所です。



この手前で、南北に流れる西川を渡ります。
西川に沿って遊歩道が整備されていて
岡山市民の憩いの場になっています。

駅前の通りを更に東に進み、次の柳川停留所を
出ると清輝橋線と分岐しました。



上の二枚の写真も、岡山駅前行の
最後尾から写したものです。

東山行の電車の最後尾から
清輝橋線との分岐を眺めた様子です。



この分岐から300m程東に行くと
城下の停留所です。



岡山城への最寄駅で、ここから更に東に300m程
歩くと、岡山城本丸への内目安橋に至ります。

岡山城の登城記は
こちらです。


城下を発車すると、電車は大きく左に
カーブを切り進行方向を南に変えます。



岡山市街を南北に貫く主要道の一つ
県道27号線・城下通りを走ります。



片側2車線の道ですが、交通量が多く、渋滞も
発生しており、その脇をスイスイと走ります。

県庁通りを過ぎ、「たま駅長」の
イラストの電車とすれ違いました。



次の西大寺町を発車すると右にカーブを切り、
再び東に進むようになりました。



この辺りは、道幅も狭く車道は片側一車線でした。
この先で、旭川を渡りました。



この辺りの旭川は川筋が幾つにも別れ
路面電車も3つほどの橋を渡りました。

旭川を渡った所に小橋の停留所があり、
100m程離れた所に中納言の停留所があります。



小橋と中納言間の様子です。

この辺りでの車内の様子です。



岡山駅前から県庁通りにかけては乗り降りも多く
賑わっていた車内も、この辺りでは
寂しくなる程、空いていました。


中納言を過ぎると、電車はクランク状に2度曲がり、
一本南側の道路を東に向かうようになりました。



再び、片側2車線の広い道となり、
500m程走ると終点の東山に到着しました。



岡山市街の南東部にある操山の麓にあります。
岡山駅前から3.1kmの距離を20分程掛っています。



乗車したのは週末で、終端付近は空いていましたが、
東山付近には学校が多く朝夕は通学生で賑わうようです。


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清輝橋線
Seikibashi Line


(柳川 - 清輝橋)
(Yanagawa - Seikibashi)






岡山電気軌道・清輝橋線は、東山線の柳川から分岐し、
南に真っ直ぐ下り、清輝橋に至る1.6kmの路線です。

東山線に乗車した後、清輝橋線に乗車しました。

接続駅の柳川まで戻ると、時間のロスになるので
東山からの電車を西大寺町で降り、清輝橋線の
新西大手町筋まで歩いて行く事にしました。

清輝橋線は、東山線の城下 - 西大寺町間の
わずか250m程西側を並走しています。



西大手町で、東山からの路面電車を下車した様子です。

この西大手町から、東西に延びるアーケードの
商店街を真っ直ぐ歩けば新西大寺町筋の停留所です。



ここは、岡山の中心部から500m程南に位置しています。
中心部からは近いのですが、商店街は
人通りも無く閑散としていました。

5分程歩くと、岡山市を南北に貫く
国道53号線の広い道に出ました。

国道53号線との交差点の北側に
新西大寺町筋の停留所がありました。



清輝橋線は10分間隔の運行ですが松ほどの事もなく、
清輝橋線行の路面電車がやってきました。



ビルが建ち並び、交通量の多い通りを走ってきます。



上写真左が新西大寺町筋、右が2つ目の東中央町の停留所です。
周囲は繁華街の様子なのですが、各駅毎に乗客が減り
東中央町を出た時には、ガラガラの状況でした。



岡山電気軌道の路線が短く、短距離での
利用がメインになっている為でしょう。

運賃設定は、中心部では100円、岡山駅前から
終点まで乗り通しても140円とこうした
利用ニーズに合わせた設定になっています。

こうして7分程で終点の清輝橋に到着しました。



清輝橋駅は単線構造で、到着した電車が
そのまま次々に発車して行きます。

周辺に見どころもなさそうで、
乗ってきた電車で折り返ししました。



短い停車時間で撮った清輝橋駅の駅名標です。


清輝橋からの電車は3〜4人程の
乗客を乗せて発車しました。



最後尾からの清輝橋停留所の眺めです。
末端区間で単線になっています。

緩やかに左にカーブを切り、
東中央町の次の大雲寺前の停留所です。



この停留所の近くの交差点は、国道2号線と
清輝橋線の線路のある国道53号線の交差で
信号の待ち時間も長くなっていました。

清輝橋行の電車とすれ違った様子です。



岡山の繁華街は、この先の郵便局前辺りです。
郵便局前と東山線の県庁通りの間に
百貨店やショッピングモールもあります。



郵便局前を発車すると渡り線もありました。
ちなみに清輝橋線は全線がセンターポール化され
街中の景色も、すっきりしています。


郵便局前を発車した後の車内の様子です。



中心部からは車内は賑わってきました。

郵便局前の次の停留所が、
東山線との接続駅・柳川です。

路面電車は大きく右にカーブを切り、
あっさりと東山線の線路に合流しました。



清輝橋から10分ちょっとの小旅行でした。



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