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鉄道旅行へのいざない



高松琴平電気鉄道 琴平線
Takamatsu-Kotohira Electrical Railway Kotohira Line



乗車日:May 07, 2004





高松琴平電気鉄道(通称「琴電」)の琴平線は、
高松築港と琴電琴平を結ぶ32.9kmの路線です。

高松琴平電気鉄道の前身、琴平電鉄が
路線を開業したのは1927年とのことです。

戦前には、琴平電鉄の他に、琴平参宮電鉄、琴平急行電鉄
そして国鉄と、4本もの鉄道が琴平に通じていました。
いかに金毘羅宮への参拝客が多かったかが推し量れます。


琴電の高松側のターミナルは、高松築港です。
新装なったJR高松駅前の通りを隔てた
反対側に、こじんまりとした駅舎がありました。

駅は、日本三大水城といわれる高松城址、玉藻公園に接しています。

高松街歩きの様子はこちらです。


高松築港は2面3線の構内配線です。



丁度、琴平からの電車が入線して、
多くの乗客が改札口に向かってきました。

駅が高松城址に面しているだけあって、
ホームからも、お城を望む事が出来ます。




琴平線の列車は朝夕のラッシュアワーを除き15分おきで、
琴平行きと、途中の一宮駅行きが交互に発車しています。
この他に、長尾線の列車は20分おきに走っています。

平日の午前中に郊外に向かう列車なので、
車内は幾分すいていました。

発車してすぐに、高松城址の堀の脇を走り、
車窓から艮櫓が見えました。




街中を走り、やがて高松の繁華街に近い瓦町に着きます。
ここはデパートの一階部分が駅になっています。
また長尾線と志度線の分岐駅です。

瓦町の次が、栗林公園。
高松築港からまだ7分ほどしか乗っていないのですが、
国の名勝・栗林公園は是非立ち寄ってみたかったので、
ここで途中下車しました。

複線の線路の両側にホームがのびる小さな駅で、駅舎の新築工事中でした。

栗林公園は、ここから西に徒歩で10分ほどのところ。
少々急ぎ足で園内を散策した後、再び琴電の旅を再開しました。

栗林公園の様子も高松の旅日記のページにあります。


やがて、琴平行きの列車がやってきました。




琴平線はこの栗林公園までは複線なのですが、
ここからは単線となります。

住宅の波は途切れず、その間を走って行きます。
運転本数も多いので、すぐに対向列車との交換がありました。

やがて仏生山駅に到着です。




ここには留置線のあり何編成もの電車が休んでいました。

高松築港からほぼ真南に走っていた電車は
この仏生山で西に向きを変えます。

この辺りまで来ると、田畑が現れ、郊外の様子です。
三角形の山が進行方向正面に見えてきました。



讃岐富士かと間違えてしまう程の山容です。
この讃岐平野にはこのような山を
所々に見ることが出来ます。

半分の列車が折り返しとなる一宮を過ぎると、
車窓は一段とのどかな風景になってきました。

田植え前の水を張った田圃や溜め池も、車窓に現れます。

この辺りの駅には、駅からのハイキングコースが掲げてあり、
電車に乗って気軽に散策が楽しめそうです。

やがて車窓が開け、遠くの山々を背景に、
田圃が広がる景色となりました。



さすがにこの辺りまで来ると、乗客も少なくなり、
車内はかなり空いてきます。
それでも、各駅でこまめに乗り降りがあり、
琴電が、普段の生活の足になっている様子が伺えます。

ニューレオマワールドの最寄り駅、岡田駅を過ぎ、
次ぎの羽間駅前に、再び溜め池が現れます。



溜め池の土手の脇を抜け、勾配を下っていくと
行く手に周囲より一段と大きな山塊が見えてきました。



遠めに見ると山頂部が平坦になっているこの山が
標高521mの象頭山です。

この山の中腹に、有名な金刀比羅宮があり、
赤い本殿も見ることが出来ました。

やがて琴平の市街が広がり、JR土讃線を
アンダークロスすると、琴電琴平駅です。



高松から32.9km。
乗り通すと丁度一時間の電車の旅です。


琴平・金毘羅さんの様子はこちらです。




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