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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



加越能鉄道
(高岡駅前 - 越ノ潟)
Kaetsunou Railway
(Takaoka Ekimae - Koshinokata)



乗車日:Jan. 30, 1995





加越能鉄道は富山県の高岡から
新湊に向かう鉄道です。
営業キロ数僅か12.8kmで、
路面電車がコトコト走っています。

加越能鉄道は富山と金沢を結ぶ高速鉄道を
実現させる目的で富山地方鉄道が設立したのです。
その後この高速鉄道計画が頓挫し、
富山地方鉄道から譲渡された高岡近郊の
路線が生き残った形になっています。





富山地方鉄道の立山線に乗車した後、
高岡に向い、加越能鉄道に乗車しました。


富山地方鉄道の乗車記は こちらです。


北陸線の電車を高岡で下車し、
加越能鉄道の乗り場に向かいます。

加越能鉄道の高岡市内は軌道線になっているので
乗り場も駅前広場の先、道路の脇にありました。
駅名も"高岡駅前"で、路面電車そのものです。

やがて、雪にまみれた古い車両が到着しました。
電車も路面電車そのものです。



この列車が折り返して越ノ潟行きになります。


発車してしばらく高岡市内を走るのですが、
雪で車が渋滞していて、加越能鉄道の電車も
渋滞に巻き込まれノロノロ状態です。

加越能鉄道も乗客が減少して経営も
厳しくなっているそうですが、
軌道内への車の乗り入れを禁止すれば
定時運転が確保され、すぐに乗客が
戻って来ると思うのですが。。。


中心部を抜けるとそれでも
車の流れが良くなりました。

郊外の景色となり、JRのレールを
築堤で乗り越すと工業地帯となりました。
この辺りが中伏木です。
高岡市と新湊市の境になります。

この辺りで道路と別れ専用軌道を走り始めます。
庄川の長い鉄橋を越えると新湊市に入ります。
加越能鉄道は、街中の雑踏を避ける様に、
市街地の縁を走ると、中新湊。
多くの乗客が下車し、ここで
一気に車内が寂しくなりました。

中新湊を出ると、空き地が広がる様になり、
終点、越ノ潟に着きました。



高岡駅前からの12.8kmに40分以上かかっていました。

ここは岬の突端みたいなところで、
駅の先に渡しの船が待っています。
加越能鉄道の電車から下車したうちの
何人かがその船に乗り込んでいきました。

越ノ潟駅の先に広がる運河は、
1960年代に作られた富山新港で、
その以前はレールが富山まで
繋がっていたそうです。


この加越能鉄道は2002年に万葉線の経営を
第三セクターの万葉線株式会社に引き継いでいます。

2010年2月にこの万葉線に再乗しています。
その様子はこちらです:
http://shanehsmt.html.xdomain.jp/Train/Japan/Shitetsu_1/ManyoSen.html



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