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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



JR仙山線
(仙台 - 羽前千歳)
JR Senzan Line
(Sendai - Uzen Chitose)



乗車日:Dec. 23, 2006






JR仙山線は、仙台と山形を結ぶ路線です。
山形の2駅手前の羽前千歳で奥羽本線と合流する為、
営業区間は、仙台 - 羽前千歳間の58.0kmです。

1929年(昭和4年)から建設が進み、1937年(昭和12年)に
宮城・山形間の面白山トンネルが開通し、全線開業しています。


仙山線の歴史で特記すべきは、
日本初の交流電化が行なわれた事です。
1955年(昭和30年)に陸前落合〜熊ヶ根間、
1957年(昭和32年)には仙台から作並までの区間が
交流電化され、色々な試験が行われたようです。

それ以前の日本の電化区間は全て直流電化で、
この仙山線での交流電化試験の成果が、
新幹線の交流電化に生かされ、また在来線でも
東北以北や北陸本線、九州地区は交流電化されています。


2006年12月23日、南東北旅行の最終日、
仙台から、途中山寺で途中下車し、山形に向かいました。
学生の頃は何度と無く乗った仙山線ですが、
久しぶりの乗車でした。

朝早くに仙台城(青葉城)を訪れ、8:48発の
山形行き快速にギリギリで間に合いました。

仙台の様子はこちらです。
仙台城(青葉城)の様子はこちらです。


仙山線の列車は仙台駅の一番東寄りのホームから発車します。

発車してしばらくすると、左に大きく
カーブしながら東北本線のレールをまたぎ、
仙台の街中を走って行きます。



東照宮の杜をかすめ、1988年に
新設された東照宮駅を過ぎ
国道4号線を立派な陸橋で渡ると北仙台です。



北仙台で上り電車と交換しました。

北仙台からは仙台の中心部の
北に広がる丘陵地を走って行きます。

丘陵地の尾根の北側の斜面に沿って走り
住宅地が広がっています。

以前は、仙山線の列車本数も少なく、住宅地のすぐ近くを
走っていても北仙台から陸前落合までの7.9km間は
駅も無かったのですが、1984年(昭和59年)に
北山駅と国見駅が、更に1991年(平成3年)には
国見 - 陸前落合間に葛岡駅が新設され、
列車本数も増えたおかげで
この区間は仙台市内の交通の足としても
機能するようになっています。



国見辺りで、仙台の中心部が見えてきました。
朝陽があたり逆光ですが、霞んでいるようです。

次の葛岡からは広瀬川に沿った
広い谷に沿って走っていきます。



この辺りは以前はのどかな景色が広がっていたのですが、
成長する仙台市の市街化の波がこの辺りにも
押し寄せているようです。



やがて広瀬川を渡り、陸前落合を過ぎ
9:13、愛子(あやし)に着きました。



皇太子ご夫妻に愛子 内親王が誕生された際には
この愛子駅がクローズアップされ、
入場券の販売も大盛況だったようです。

仙台口の区間列車の始発駅になっていて、
ホームには9:23発となる車両が停まっていました。

愛子を過ぎると、のどかな田園地帯となりました。
仙台を出た時には青空が広がっていたのですが、
どんよりとした天気に変わってきました。

草色の冬枯れの景色が続いています。



車窓南側の低い山並みの向こうには、
仙台の奥座敷、秋保(あきう)温泉があります。

その奥には秋保大滝や鄙びた二口温泉などもあって
静かで、とても良いところです。

そして、陸前白沢を過ぎてしばらく走ると、
のどかだった田園が、急に割れるように引き裂かれ
広瀬川が深く削った谷を鉄橋で越えていきます。



熊ヶ根鉄橋です。
風光明媚な仙山線のハイライトの一つです。

この熊ヶ根鉄橋を過ぎると、
再び山間ののどかな景色となります。
谷が次第に狭くなり、山形へ向かう国道48号線が
線路に寄り添うようになってきました。




岩が突き出たような鎌倉山が見えてくると、
作並も、もうすぐです。

9:24 に作並着です。

仙山線は、宮城・山形の県境を貫く
面白山トンネルの竣工で全線開通したのですが、
当時はこのトンネル区間だけが電化されていて、
この作並には機関区が置かれ、
要衝の駅として賑わっていたようです。



今では、その面影もなく、ひっそりとしていました。


作並からは、広瀬川の谷と別れ、
山間をさまように走っていきました。



このあたりは、秋には紅葉がとても綺麗なところで、
多くのハイカーが訪れます。
谷が狭く、目の前まで山や樹木が迫って、
なかなか写真には収められないのが残念です。

やがて、県境の面白山トンネルに入りました。

全長は5,361mで、1937年(昭和12年)に貫通した時には
上越線の清水トンネル、東海道本線の丹那トンネルに次いで
全国で3番目の長いトンネルだったそうです。

トンネルの中に、面白山信号場があり、
列車の交換が出来ます。
この電車も、トンネルの中で止まり、
上りの快速の通過を待っていました。

トンネルを抜けると面白山高原駅に停車しました。



山間の人家も無いような駅ですが、
仙山線の全列車が停まります。

駅のすぐ近くにはスキー場もあり、冬はスキー、
夏はハイキングの人たちで賑わうのでしょうか。



駅のすぐ近くに、滝がありました。
面白山高原駅からは紅葉川沿いの
狭い渓谷をゆっくり下っていきます。

この辺りも秋の紅葉はとても綺麗なところです。
山形県にはいると、雲は厚くなり、
周囲の山は霧で霞んだようになっていました。



車窓左手から、二口峠からの谷が
合流すると山寺駅も、もうすぐです。



車窓右手の山の上には、山寺の駅名の
本になった立石寺の伽藍が見えてきました。



9:52、仙台から1時間ちょっとで山寺駅に到着です。
ここで途中下車し立石寺に立ち寄ってきました。

立石寺(山寺)の様子はこちらです。

しっとりとした山寺の駅。



天気が心配でしたが、山寺を訪れている間に
小雨が降り出してきました。

山寺駅に戻り、再び仙山線の旅の再開です。
11:42 発の快速に乗ったのですが、その直前に
仙台行きの快速列車が上りホームに入ってきました。



山寺を出発すると、それまでの山深い景色から一転し、
急に平野が広がり、のどかな田園地帯になります。
面白山から流れ出た紅葉川が山寺駅の手前で、
二口峠からの川と合流し立谷川と名前を変え、
山間を抜けて扇状地を作っています。



仙山線はその扇状地の南の端に沿って走ります。
この辺りは、山形名産のさくらんぼ園が多いところです。


やがて奥羽本線の線路に寄り添い
羽前千歳駅に到着しました。

1999年(平成11年)山形新幹線が山形から
新庄まで延長開業された際、山形新幹線の走る
奥羽本線の線路は標準軌に改軌されてしまった為、
狭軌の仙山線の電車は、専用線のような形で
山形まで乗り入れています。

住宅地が増え、山形駅が近づいてきました。
山形城のお堀端を走り、1991年(平成3年)に復元された
山形城の東大手門が車窓から見えました。



そして山寺から僅か16分、
11時58分に山形駅に到着しました。
山形駅は昔の雰囲気とは一変し、
モダンな駅舎になっていました。

仙山線は、仙台と山形を結ぶ高速道路が開通して以来、
乗客数が減少していると言う事ですが、景色も素晴らしく、
なんとか利用する人が増えて欲しいものです。

駅前の食堂でお昼を済ませた後、山形城を訪れました。

山形の様子はこちらです。



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