Train Ride between Paris - St.Malo

乗車日:April 21 & 23, 2000




フランス西部ブルターニュ地方のサン・マロ
モン・サン・ミッシェルに行った時、
パリからTGVで西に向かいました。

フランクフルトからの夜行列車でパリ東駅に着き、
ブルターニュ地方へのTGVの始発駅
モンパルナス駅に向いました。
パリまでの夜行列車の旅は こちら です。


モンパルナス駅は高層ビルの地下にホームがあります。
発車間際になってやっと発着番線の案内が表示され、
ホームに下りていきました。



定刻に発車して、しばらく地下を走りました。
車内は、ほぼ満席の状態。
多くの人が乗っているのですが、
車内は驚くほどの静けさです。

まるで、TGVの車内では無駄話禁止という
規則があるのかな?と思うほどでした。

ドイツのICEの車内では、頻繁に
携帯で話をする人がいるのですが、
この車内ではそんな光景も見られませんでした。


いつしか地上に出て高速線を走ります。
スピードメーターの表示はないので、
正確なところはわかりませんが、
この区間では300km/hの最高速度で走っている筈です。

周囲はなだらかな丘陵地で、牧場や
菜の花畑が車窓を通り過ぎて行きます。



丘陵地にぽつんと立っている立ち木が印象的でした。



フランスはパリに人口が集中しているせいか、
郊外に出ると、集落はまばらで、
広々とした野原がどこまでも広がっています。

天気はあいにくどんよりとした曇り空。
今にも雨が降り出しそうな天気です。


高速線を走り、1時間程で、ル・マンに到着です。
ここは24時間耐久レースで知られています。
ルマンを過ぎるとTGVは在来線を走ります。

丘陵地の起伏に沿って右へ左へカーブが多くなります。
小さな街を縫って走る様になるので、
高速線では見られなかった小さな集落が
車窓にも現れるようになりました。



小さな教会を中心に、こじんまりとまとまった集落。
ヨーロッパでは何処にでも見られる景色ですが、
列車の車窓からこういう景色を見るのは、
何度見ても、いいものです。


ル・マンから1時間程でレンヌ着。
TGVとはここで別れて、サン・マロ
行きの普通列車に乗り換えです。

レンヌ - サン・マロ間は81kmの距離。
1日10数本の列車が走るローカル線です。



ちょっと背の低い赤いラインの3両編成が
青い機関車に牽かれてホームに待っていました。

運転本数の少ない路線なのですが、
ほぼ満席に近い状態で発車。



レンヌからは一段と鄙びた景色となりました。
牛がのんびりと草を食んでいる牧草地や雑木林、
菜の花畑がのんびりと通り過ぎて行きました。

モン・サン・ミッシェルへの乗り換え駅、
Dolを過ぎると平地が広がり、
海が近いことを教えてくれます。

レンヌから1時間程でサン・マロに着きました。



サン・マロの旅行記は こちらです。




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