カルガリーからバンフへ
From Calgary to Banff, Canada







カルガリーで一泊した後、
カナディアンロッキーへと向かいました。

カルガリーの様子はこちらです。


Trans Canada Highwayを
西に向かって走って行きます。

カルガリーの街を過ぎると、
広々とした平原が広がります。

交通量も少なく、この日は良く晴れていて、
快適なドライブです。

やがて緩やかに起伏する平原の向こうに、
ロッキーの山並みが見えてきました。



起伏する平原の底にあたるところでは、
姿が隠れてしまうのですが、
緩やかな坂を上りきると、遥か遠くのロッキー山脈と、
そのロッキー山脈へと続く広大な
原野の景色が展開していきます。

その雄大な景色に心が躍ります。


次第にロッキー山脈が近づいて、
常にその姿が視界に入るようになりました。

ハイウェーが左にカーブを切り、
ロッキー山脈が正面に見えてきました。



ロッキーの山並みを眺め、
左右に大きなカーブを切りながら
長く緩やかな坂道を下って行きます。

坂を下りきると平原となりました。
ふと右手を見ると、赤い機関車に
繋がれた長大な貨物列車が見えました。



ちょっと離れていて、写真では
小さくて判り辛いかと思いますが、
カナダを横断するカナディアン・
パシフィックの貨物列車です。

ロッキーの山々を背景に
広大な平原で列車を眺められるとは、
鉄道ファンとしては心躍る景色です。

このあたりの平原は、牧場になっているようで、
牛がのんびりと佇んでいました。




このあたり、ロッキーの山並みが近づき、
景色もいいので、ハイウェーを下り、
車を止めて山並みを眺める事にしました。



どこまでも続く平原の向こうのロッキーの山々。
バンフまでは後、1時間弱の距離でしょうか。
この雄大なカナディアンロッキーも、
もうすぐと思うとワクワクしてきます。

写真右寄り、日が当たっている三角形の山が
Banffのランドル山と思います。


再び車を走らせ、Banffへと向かいました。

やがてBow Riverが作る谷に沿って
ロッキーの山並みに入り込みました。

ハイウェーの脇の湖で再び小休止です。



険しく切り立った山々が
圧し掛かるように迫ってきて、
とても迫力があります。

湖の正面の山は、Cascade Mt. と思います。
バンフから眺められる標高2833mの山です。


湖を過ぎしばらく走ると、車線がいくつにも別れ
ロッジ風の建物が道路にいくつも現れました。

これはバンフ国立公園入り口で、
ここで入園許可証を購入します。

いよいよカナディアンロッキーです。
ハイウェーは険しい山々が聳える中を
縫って走るようになりました。

下の写真はMt. Rundleと思います。



ロッキーの山々は、山肌に
地層がくっきりと浮かび上がっています。

山の形から、西から東に押された地層が
浮き上がり、そしてナイフで切り落とされたように
西の端が断崖のようになっているのが分かります。

考えられないくらいの長い時間をかけて
出来たカナディアンロッキーのその歴史を
山肌の地層が物語っているようでした。

ハイウェーの車の目の前に、
先ほど湖の辺から眺めた
Cascade Mt.が目の前に迫ってきました。



バンフの街はもうすぐです。

バンフの様子はこちらです。




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