バンフ
Banff, Canada
カルガリーから2時間ちょとのドライブで、
バンフに着きました。
カルガリーを朝早くに出てきたので、
バンフには9時ちょっと過ぎには着きました。
天気も良く、さっそくバンフゴンドラに向かいました。
まだ時間が早いせいか駐車場にも車は少なく、
短い列に並んでゴンドラに乗り込みました。
ゴンドラが高度を上げるにつれ、
カスケード山Cascade Mt.や
その右手前のトンネル山Tunnel Mt.が
眼下に見えるようになり、
その雄大な景色に思わず見とれてしまいます。
バンフの街も手に取るように眺められます。
この雄大な景色を眺めるうちに
サルファー山 Sulphur Mt. 山頂に到着です。
ここからは、雪を抱いた
周囲の山々も見渡せます。
トンネル山の奥にはミネワンカ湖も
チラリとその姿を見せているようです。
とても素晴らしい眺めですが、
目の前に更に高いピークがあります。
このサンソンピーク Sanson's
Peak まで行って見ました。
遊歩道が完備されていて、
のんびり歩いても10分程だったと思います。
歩き出してすぐ、遊歩道の脇に
何頭も野生の山羊を見かけました。
サンソンピークの展望台からは、
360度の展望が開けていました。
上の写真は、バンフから北西の方向の景色です。
丁度、レイク・ルイーズへと繋がる
谷が続き、その両側に山々が連なっています。
Trans Canada Highwayがその谷に伸びています。
そして、その右手に素晴らしい
景色が広がっていました。
雪を抱いた山々が連なっています。
写真右側の三角形の特徴のある山が
カスケード山 (Cascade Mt.)。
その左手、谷を挟んで雪を被った
二つの峰がブリュースター山 (Mt. Brewster)と
ノーケイ山 (Mt. Norquay) です。
谷を渡る風が吹き、ピリッとした
空気がとても心地良かったです。
この写真は、バンフの南側に連なる山々です。
吸い込まれるような谷が続いています。
その谷間には、針葉樹が生い茂っています。
人の手を介さない自然そのままの
景色に触れる事が出来ました。
次第に雲が増え、日が蔭ってきました。
サンソンピークの頂上には1903年当時の
測候所の跡が保存されています。
6畳程の石造りの小屋の部屋に
粗末なベットが置いてありました。
冬の寒さにはどのように耐えて
いたのだろうと思わず考えてしまいました。
サルファー山からの雄大な景色を眺めた後は、
バンフの街の周囲の見所に行ってみました。
まずは、バンフの目抜き通り、バンフ・アヴェニューが
ボウ川 Bow Riverを渡った突き当たりにある
カスケード・ガーデン Cascade Gardenです。
カスケード山 Cascade Mt. を背景に
バンフの街が広がっています。
ロッキーの5月は、まだ春になったばかりなのか、
庭には花が咲いてなくて、残念でした。
花の咲く時期には、綺麗な景色になるでしょうね。
この後は、ボウ川 Bow Riverに沿って車を走らせました。
まずは、フェアモント・バンフ・スプリングス・ホテルです。
1888年に開業した由緒あるホテルです。
今回の旅行では、残念ながら
このホテルには泊まっていません。
このフェアモント・バンフ・スプリングス・
ホテルの下を流れるボウ川は、この辺りで
急な落差を流れ下っています。
ボウ滝です。
逆巻くようなボウ川 Bow River の
流れにひき込まれてしまいそうです。
今回のカナディアンロッキーの旅では、
これから数多くの滝に出会ったのですが、
このボウ滝がその最初の出会いでした。
ボウ滝の見学を終えて、
バンフの街を散策しました。
バンフの街は、お土産物屋さんが建ち並び
いかにも観光の街といった感じです。
街中で、多くの日本人旅行客の人も見かけました。
そして、バーミリオン湖 (Vermilion Lakes) に行きました。
バーミリオン湖は、バンフの街の西に位置し、
3つの湖が連なっています。
多くの観光客で賑わうバンフの街から
然程離れていないのですが、
この湖はひっそりとしています。
静かな湖面に山の様子が反射し、
まさに鏡のようです。
湖畔に佇んでのんびり景色を眺めながら
3つの湖を訪れてみました。
ランドル山を写すバーミリオン湖です。
いつしか雨が落ちてきたようです。
天気が下り坂になっているのでしょうか。
時刻は午後3時過ぎです。
雨が降り出したのを機に、
レイクルイーズに向かう事にしました。