東尋坊は福井県北部、石川県との県境に
近い位置にある断崖絶壁の海岸です。

高さ25mの柱状節理の岩が海岸に並ぶ
様子は世界的にも珍しいようで、
国の天然記念物にも指定されています。

2011年1月、久しぶりに東尋坊に訪れました。

東尋坊へはJR芦原温泉駅あるいは えちぜん鉄道
三国芦原線の三国駅からバスが出ています。
この時には、三国港で えちぜん鉄道 の列車を下り、
駅前のバス停から東尋坊に向かいました。

えちぜん鉄道の乗車記はこちらです。

えちぜん鉄道の三国港駅は東尋坊からも
ほど近く、10分程で着くことが出来ます。

福井で降っていた雪は、海に近い三国では
横殴りの雨になっていました。

バスからの視界も悪く、日本海も殆ど眺め
られないまま、東尋坊のバス停に着きました。

東尋坊で下車した乗客は、他に一人だったのでしょうか。
バス停から東尋坊に向かう途中のお土産物屋さんも
殆どが店を閉め、とても寒々とした光景でした。

緩やかな坂道を、300m程歩いて行くと
景色が開け、東尋坊に到着しました。

断崖の下の海が雨に煙り、
風雨も強く寒々とした光景です。

テラス状になっているテラスから
断崖絶壁の岩場まではすぐ目と鼻の先です。

断崖絶壁には柵もなく、ギリギリの
ところまで近づく事が出来ます。

東尋坊の断崖絶壁は、安山岩で出来ていて
その安山岩が冷えて固まった時に出来た
柱状節理がよく現れています。

この日は悪天候だった為、日本海も荒れ、
いつも以上に荒々しい光景が見られた事でしょう。

上の写真は、東尋坊の夕陽スポットと
千畳敷と呼ばれる岩礁の様子です。

階段を下り、千畳敷の様子を撮ってみました。
海岸が近づくと、荒れた日本海の波しぶきも
被ってしまいそうな感じでした。

千畳敷の南側には、三段岩と呼ばれる岩場もありました。

その更に南側の様子です。
ローソク岩や七つ岩がある辺りです。

冬の人気のない時期の東尋坊を吹き付ける
風は冷たく、氷雨に濡れて身体も冷えたので、
早々に空いているお店に入って暖を取りました。