茶臼山は、愛知県と長野県の
県境に位置する標高1,415mの山です。
茶臼山一帯は天竜奥三河国定公園に指定されています。
愛知県の最高峰の山で、この茶臼山の周辺は
レストハウスやスキー場などが整備され、
多くの観光客が訪れています。
2009年9月13日、久しぶりに
この茶臼山高原にやって来ました。
麓から眺める茶臼山です。
さすがに三河山地の奥に位置する茶臼山へは
公共交通手段はなく、車で訪れています。
岡崎から車で3時間程でしょうか。
レストハウスの近くにある矢筈池です。
名前からすると昔の戦やお城を連想しますが、
人里離れたこの茶臼山が戦の舞台に
なったとはあまり考えられません。
茶臼山にはスキー場も整備されています。
夏には、ゲレンデは牧草地の様になっており
坂道を上って散策する事も出来ます。
萩太郎山へと続く、ゲレンデのスロープ。
正面には遠く南アルプスの山々が見えています。
ゲレンデを途中まで上り、その後は散策路を
歩いて茶臼山の山頂を目指しました。
散策路の周囲にも草原が広がり、灌木が
生い茂る高原の景色の中を歩いて行きます。
この草地を過ぎるとブナの森となります。
普段の運動不足の身には堪える山登りですが
麓から山頂までは30分程です。
ブナの森を抜けると、標高1358mの萩太郎山を
見下ろす位置までやって来ました。
幾つもの山肌が重なる三河山地を見下ろします。
三河山地の山並みのり深さに驚かされます。
そしてやっとたどり着いた茶臼山山頂です。
この茶臼山の山頂からは遠く、
南アルプスの山々を一望する事が出来ました。
爽やかな風に吹かれながら、この景色を
眺めるうち汗もひき、30分の山登りの
疲れもあっという間に癒されました。
2012年5月には再び、この茶臼山を訪れました。
この時期、萩太郎山の山頂付近に植えられた
40万株もの芝桜が咲き乱れています。
萩太郎山へはゲストハウス前から
リフトで行くことが出来ます。
茶臼山の芝桜の事は良く知られているのか
駐車場への長い列が出来ており、
このリフトにも長い列が出来ていました。
山頂に着く手前で芝桜が一面に植えられて
いるのをリフトから眺める事が出来ました。
満開まで一週間程だった事と、この年は鹿の被害が
あったそうで、所々咲いていないところもありましたが、
パッチワークのように色とりどりの芝桜が植えられて綺麗です。
例年の見頃は5月上旬から6月上旬との事です。