岡崎市は、愛知県のほぼ中央に位置しています。
愛知県の最高峰・茶臼山から連なる三河高原が尽き、
三河平野へとつながるその境に開けた
人口37万人程の街です。
この岡崎は生まれ故郷ではないのですが、
物心着いた頃には既に岡崎に住んでいたので、
出身地を聞かれた時には「岡崎です」と、
いつもそう答えています。
市の東側は三河山地の山々が幾重にも重なり、
西側は岡崎平野が広がっています。
矢作川がその岡崎平野を
南北に流れています。
また岡崎は徳川家康が生まれた街です。
人口30万を超える都市としては自然に溢れ、
また縄文時代からの歴史が続いていて
至る所に史跡があります。
そんな岡崎に点在する史跡を
「わが街岡崎」
の
ページで詳しく紹介しようと思います。
天守閣に上ると、南側の木々の向こうに
菅生川が流れているのが見えます。
毎年8月の第一土曜日に、この川で
花火大会が開かれます。
天守閣から東を眺めると、三河高原の山々が見えます。
なだらかな山なみが幾重にも重なっています。
岡崎にはまだまだ自然が残っています。
乙川を溯っていくと、川の名前が男川と変わり、
狭い山間を流れる様になります。
そのあたりに、源氏ボタルの生息地です。
夏の初め、夕闇迫る頃、蛍が乱舞する様子は
本当に綺麗です。
北側には岡崎の街の中心の百貨店の建物が、
小さなお城を威圧するかの様に建っています。
そのちょっと左側、よく目を凝らすと、
お城のほぼ真北にあたる方角に、
大きなお寺のお堂が見えます。
家が建て込んでいるので、
見つけ難いかもしれません。
このお寺は、大樹寺といって、
徳川家の菩提寺だったお寺です。
この大樹寺の本堂に立って、南側を眺めると、
山門の丁度真ん中に、岡崎城が見えます。
大樹寺は徳川家の菩提寺だっただけあって、
格式も高く、また松平時代からの先祖代々の
お墓があるので、時の将軍もここを訪れたそうです。
大樹寺の宝物館には、将軍の間に飾られていた
襖絵などが保存されていますが、
冷泉為恭の絵なる鶴の襖絵は
見事なものだと思います。
名古屋からJRの東海道線に乗り、
進行方向左手の窓際に席を取ると、
岡崎の駅の手前、矢作川を超える時、
この景色を眺めることが出来ます。
岡崎は気候も温暖で、
とても住みやすい街だと思います。
これは、近所の氏神さま。
37万人の都市ですが、こんな
昔ながらの雰囲気もまだ残っています。
そして、岡崎城周辺は桜祭りでも有名です。
お城のお堀の周りも、桜の花が綺麗です。
公園の中だけでなく、町中が桜の花で
埋め尽くされそうになります。
岡崎城の目の前を流れる乙川沿いにも
綺麗に桜が咲いていました。
岡崎城のすぐ西を流れる伊賀川の堤防の上に
桜並木が並んでいて、この桜も見事です。
2012年4月に撮影した動画の様子もどうぞ。
4月の初めには岡崎城周辺で桜祭りが行われます。
祭りのメインイベントは、4月最初の
日曜日に行われる家康行列です。
岡崎城の北にある
伊賀八幡宮
から岡崎城まで
徳川家康公を中心とした武者行列が繰り広げられます。
伊賀八幡宮の様子はこちらです。
乙川には屋形船が浮かび、2009年の桜まつりでは
流鏑馬も行われました。
流鏑馬はこの時初めて見ましたが、
とても迫力がありました。
桜祭りでは和太鼓の演奏も行われます。
その様子も動画でお楽しみください。