ヨーテボリ(Gothenburg)は
スウェーデン第二の都市です。

人口は48万人。
スウェーデン南西部に位置し、
北海に臨む港湾都市です。
Volvoを初めとする企業がこの街を
本拠地にしている工業都市でもあります。

ノルウェーの国境にも近く、以前には
デンマークによって支配されていたこの地は
スウェーデンにとって重要な拠点だったようで、
17世紀に造られた街です。


初めてヨーテボリを訪れたのは1997年の事です。
夕方に街に着いた時はなんだか古びた街
というのが第一印象だったのです。

ヨーテボリの旧市街地で泊まった際
ホテルの窓から眺めた街の様子です。

晴れる日も少なく、どんよりとした印象です。

しかしその後、港町や工業都市としての
ヨーテボリの一面を見る機会が増え、
印象も少しずつ変わってきました。


2007年9月にシンポジウムに参加する為
ヨーテボリの街の南東部にある
ホテルに数日滞在しました。

それまでは夜着いて翌日打ち合わせという
スケジュールばかりで、街中を歩いた事が
なかったのですが、この機会に、
ホテル周辺を散策してみました。

ホテルの近くの建物の様子です。

ヨーテボリの街はオランダ人によって築かれたそうで
オランダの雰囲気が漂っているとも言われているそうです。

そして街中を走るトラムです。

幾つもの路線があるようで、
街中を走る姿を頻繁に見かけます。
もうちょっと余裕があればこの
トラムにも乗ってみたかったものです。

ホテルは住宅地帯に近く、昼休みに
散歩がてら、そちらに歩いてみました。

高速道路の下をくぐると丘陵地となり
静かな住宅地が広がっています。
いくつも瀟洒な大きな邸宅が見えてきました。

Orgryte Foreningenという案内板もあり、
名の知れた住宅地にもなっているようです。

スウェーデン語で案内板も読めなかったのですが、
案内板に書かれている数字から、1862年頃から
このあたりに住宅が建てられたと思います。

のんびりと散歩している人もいて、豊かな
社会が築かれている事を実感します。

こちらはホテルの隣にある公園です。

夏の短いスウェーデンでは、9月はもう秋の
気候で爽やかな風が吹いていましたが、
夏の名残を感じさせる光景でした。


仕事を終えた後、ホテルから
ヨーテボリの駅まで歩いて行きました。

この塔は、ちょっと脇道に
外れたところにあったものです。

色々調べてみたのですが、結局
何の建物なのか判りませんでした。

そして旧街に近いところにある瀟洒なホテルです。

このホテルの先に公園が広がっていました。
噴水があり、多くの人達が集っています。

地図でみるとこの公園は
昔の城郭の跡だったようです。

ここからは旧市街。
道行く人も増え、活気に溢れています。

街の広場にあった騎馬像。

その先に広がる運河沿いの街並みです。

ヨーテボリはスカンジナビア一の港湾都市。
以前はこの運河にも多くの
船が浮かんでいた事でしょう。


ホテルに滞在中、ホテルのすぐ目の前にある
スウェーデン最大の遊園地、リーセボリで
パーティがありました。

昼間は賑わっていた遊園地も
閉演した夕暮れ時はひっそりしていました。

パーティの参加者を仮装して出迎える
遊園地のスタッフの人達。