トロンハイム
Trondheim, Norway
トロンハイムはノルウェー中部にある、
この国第三の都市です。
昔は一時期首都だった時期もあるとのことで、
歴史のある街のようです。
実は、このトロンハイムはNarvikへ行く単なる中継地としてしか
考えていませんでした。
だから、当初の計画では、オスロで半日観光した後
列車に乗り、その日の夜トロンハイムに入りして、
翌朝すぐ飛行場に向かうようなスケジュールでした。
でも、なんの因果なのでしょう。
僕が旅行社に頼んだ列車の番号が間違っていて、
オスロを朝出る列車の指定席が手配されたのです。
旅行社の人は後で間違いに気付き、
夕方オスロを出る列車の指定席も手配してくれたのです。
これで、オスロかトロンハイムのどちらかを半日観光することが
出来るようになりました。
いずれにしても忙しい旅には違いないのですが、
ヨーロッパを旅していて、地方の小都市に、
魅力溢れたいい街が多いので、トロンハイムがどんな街か
予備知識はあまり無かったのですが、
ここで半日過ごすことに決めました。
トロンハイムに向かう列車の中のパンフレットで、
川を隔てて眺めるニーダロス大寺院の写真を見つけ、
一気に期待が高まり、実際この決断は正解でした。
例によって、Hotelで小休止した後、
街の散策に出掛けました。
目的はもちろんニーダロス大寺院です。
Trondheimには、至るところに花が溢れ、綺麗な街です。
差ほど広くも無い中心部を抜けると、大寺院が見えてきます。
深い街路樹の向うに見える大寺院。
周囲には芝生や花壇が綺麗に整備されいました。
大寺院の壁面には、百数十体の銅像が立ち並び、
細かな装飾が施されています。
この大寺院はノルウェーで最も大きいとのことです。
その昔、このTrondheimはノルウェーの首都だったそうで、
北辺の小さな町が、栄華を極めた時代の名残でしょうか。
この大寺院の姿は、川の対岸から眺めなければなりません。
寺院の脇を抜け大通りに架かる橋を渡ります。
対岸は綺麗に刈り整えられた芝生が生い茂ってた、
適度な傾斜になっていて、芝生の上に座って、
Nidelva川越しに、大寺院の姿が聳えます。
なだらかな流れの川面に大寺院の姿が映っています。
列車の中で見つけたパンフレットに
この写真が載っていたのです。
あのパンフレットを見なければ、この川べりまで
来ることはなかったと思います。
Trondheimのもう一つの見所と言うと、
Nidelva川にかかる掛け橋でしょう。
この橋は、かなり古くに掛けられたようで、
川を航行する船を避ける部分の両脇に、
どことなく中国風の門の様な建物が建っていて、
ここについている滑車で、橋を跳ね上げたようです。
今はもう跳ね上げられないように、なっていました。
この橋の袂には、中世からの倉庫が並んでいます。
倉庫は、川の中に建っていて、高床式住宅のようです。
倉庫から船に荷物を移し易い様に、
このように建てたのでしょうか。
倉庫は色とりどりにお化粧されていて、
いくつかはレストラン等に改装されていて、
中世の建物という感じはしませんでした。
オスロからトロンハイムまでの列車の旅は、
こちらです。
tulip Inn Rainbow Gildevangen Hotel
Soendregt. 22b, 7010 Trondheim, Norway
Tel: (+41) 73 51 01 00
Fax: (+41) 73 52 38 98
Trondheimの駅から橋を渡り、メイン通りを
5分ほど歩いたところのHotelです。
中心部や、見所のニーダロス大寺院へも
散歩がてら歩いて行く事が出来ます。
Restaurant Information
Chablis
Oevre Bakklandet 66, Trondheim
Tel: (+41) 73 87 42 50
Fax: (+41) 73 87 42 41
Chablisは跳ね橋を渡って右側の2軒目のイタリアンレストラン。
味は美味しかったけど、ちょっとサーブが遅かった。
このレストランのすぐとなりのBryggenや、跳ね橋を渡って
トロンハイムの街に戻ったところにあるHavprovenも
Hotelで紹介してもらったRestaurantです。
Bryggenはトロンハイムでもっとも各が高いとのことで、
実際僕がのぞいた時には正装した人が席に着いていました。