バチカン
Vatican City
カトリックの総本山バチカン。
バチカン市国はローマの市内にあり、
多くの信者や観光客を集めています。
西洋史に疎い僕からすると、その昔、
キリスト教を徹底的に弾圧した
古代ローマ帝国の首都だったところに、
カソリックの総本山があるというのは、
なんとなく腑に落ちないところがあるのですが、
このサン・ピエトロ寺院は皇帝ネロが聖ペテロを
処刑した地に建てられたそうです。
僕は、朝一番にまずバチカン美術館を目指しました。
開門の時間より30分ほど遅れて美術館に辿り着くと、
城壁の様な壁の周りには既に長い列が出来ていました。
バチカン美術館は、とても広大な美術館で、
入り口を入ったところにあるエジプト美術館から
奥にあるシスティーナ礼拝堂に至るまで、
館内の総延長はなんと7kmもあるそうです。
時間を有効に使うのであれば、まず有名な
「最後の審判」の絵と天井画のある
システィーナ礼拝堂を目指した方が良さそうです。
僕はエジプト美術館に入ったのですが、
それから順路がわからなくて、
うろうろしているうちに大混雑となって、
システィーナ礼拝堂では芋を洗うようでした。
左の写真はピオ・クレメンティーノ博物館の
中庭にあったダビデの像(?)、
右はシスティーナ礼拝堂に向かう廊下の天井画です。
システィーナ礼拝堂のミケランジェロの二つの絵や、
その手前のラファエロの絵も素晴らしかったのですが、
僕は黄金色に輝くこの天井画の荘厳さに、
魅了されてしまいました。
バチカン美術館の次はサン・ピエトロ寺院です。
延々と続く城壁に沿って1km程歩くと、
サン・ピエトロ広場に辿り着きます。
楕円形で、長径が240mにもなる広大な
広場で、クリスマスの後なので、広場の中央に
馬小屋で生まれたキリストの降誕の様子を表わした、
Nativity Setが置かれていました。
そして、サン・ピエトロ寺院です。
この規模の大きさや大理石の豪華さは、
他の教会を圧倒しています。
教会に入ってすぐ右手に「ピエタ像」があります。
十字架から降ろされたキリストを抱く
マリアの悲しみの表情には胸を打たれました。
サン・ピエトロ寺院を見学した後にクーポラに上ってみました。
生憎、激しい雷雨でびしょ濡れになってしまう
天気だったのですが、サン・ピエトロ広場越しに
ローマの街が広がっていました。
ローマの街歩きの様子は
こちらです。
Restaurant Information
ローマ編を参照下さい。