リューデスハイムとライン川
Rhine (Rhein) & Ruedesheim, Germany
Ruedesheim
リューデスハイム(Ruedesheim)はRhineの真珠。
そんな言葉がぴったりする街。
街の一角、Drosselgasse(ツグミ横丁)は
いつも多くの観光客で溢れれいます。
細い路地には土産物屋とレストランが軒を連ねています。
「つぐみ」よろしく、どのレストランでも
楽団の演奏が賑やかです。
タンゴあり、カントリー風あり。。。
プロのダンサーが踊っているレストランもあれば、
興に載った人たちが踊りだしているレストランもあって、
見比べていると面白いです。
この横丁を上り詰め、右に折れたところに
リフト乗り場があります。
このリフトは、Ruedesheimの街を見下ろし、
ワイン畑の上をNiederwaldという所に向かいます。
ここには、ドイツ統一の立派な記念碑が
丘の上に立てられているのですが、
この記念碑から見るRheinの流れもなかなかの景色です。
Ruedesheimから南、Koblenzまでの区間は、
ライン川の川幅が狭まり、
台地を切り刻むかの様に流れて行きます。
川の両側には、切り立った山壁が続き、
時折川と崖の間に古い街並みが現れます。
それを見下ろす様に、古城がいくつも並んでいる、
景色のいい区間です。
蛇行する川に沿って下って行くと、
川が大きく蛇行したかと思うと、
左側にひときは切り立った岩の崖が現れます。
それがローレライです。
その昔、この岩崖に女の人の歌声が響くと、
通りかかった船が沈没すると、
船乗りに恐れられた難所です。
今は観光地化されて、ローレライの上には、
ドイツ国旗がたなびいています。
ローレライの下流、ライン川の中洲の先端に、
女の人の像もあります。
僕はライン川を今まで4回程下っています。
その4回は、車(2回)・列車・船と
レパートリーに富んでいます。
(列車での旅は
こちらです)
車の場合、ライン川の両岸に道路が併走していて、
Ruedesheimからローレライまでは30分程です。
観光シーズンでも渋滞することなく、快適なドライブです。
ローレライの下流 St.Goarshausenから右に折れ、
急な坂道を登り、ライン川が刻んだ台地の上に出、
そしてローレライの岩崖の上に出ます。
ここからの景色は見事です。
ライン川は台地を深く削っています。
崖から少しでもは離れると、川面は隠れてしまって、
そのまま対岸まで続いているような錯覚に落ち入ります。
川の両側に鉄道が走っていて、
行き交う列車がまるで模型の様です。
川が蛇行している様子も良く分かります。
ローレライの前後で、ライン川はΩ状に曲がっていて、
昔は操船が難しかったことが想像できます。
ところで、ライン川は黒海へ抜ける水上交通の要衝なので、
何艘もの貨物船が行き来しています。
そんな貨物船に混ざって観光船も通って行きます。
Ruedesheimからは、そのライン下りの船も出ています。
今年の9月、出張でドイツに来た友達と一緒に
ライン下りをしてみました。
いくつもの街に寄っていく船だと、
Ruedesheimから St.Goarshausenまで、
2時間近くかかるのですが、
途中一箇所しか泊らず、僅か40分で結ぶ船を見つけました。
残暑厳しい日で、船のデッキで
ライン川を渡る風を浴びながら
快適な船旅が出来ると期待したのですが、
到着した船は、なんと水中翼船。
展望も冷房も利かない狭い船室に押し込められて、
味気ない船旅になってしまったのでした。
Ruedesheimer Schloss
Drosselgasse,
D-65385 Ruedesheim am Rhein, Germany
Tel: (+49) 6722 - 90 500
Tel: (+49) 6722 - 47960
その名の通り、Ruedesheimのレストランです。
つぐみ横丁を半分ほど登ったところの、左手にあります
Ruedesheimの他のレストランと同じようにバンドの演奏がありますが、
ここはちょっとカントリーっぽいです。
テラス席があって、のんびり食事が出来ます。
テラス席のところに時計塔があって、
毎時からくり人形の演奏があります。
つぐみ横丁を歩く人にも人気の様です。