San Diegans (San Diego - Santa Barbara)
乗車日:Aug. 09, 1997
San Diegansは、San DiegoからLon Angelsを通り、
Santa Barbaraまで、太平洋西海岸に沿って走る
全長232mile、370km あまりの路線です。
本数はSan Diego - Los Angels間が一日11往復。
Los Angels以北は本数が減って、一日4往復。
このうち一往復は更に120 mile (200Km) 離れた
San Luis Obispoまで足を伸ばしています。
一年間の乗客数は150万人で、AMTRAK 第二の路線です。
このSan Dieganに乗ったのは、1997年8月。
出張でSan Diegoを訪れた時です。
この当時は、San Diego 6:00発の始発列車が、
Los AngelsでそのままSeattle行きの
Coast Star Light号に連結されていたので、
San DiegoからSan Joseまで行ったのです。
San Diegoの街の様子は
こちらです。
またCoast Star Light号の乗車記は
こちらです。
ちなみにCoast Star Light号は、AMTRAKでも格の高い列車のひとつで、
車窓からの景色も素晴らしく、お薦めの列車です。
San DiegoのDown TownのHotelを早朝に
Check outし、駅に向かいました。
San DiegoのAMTRAK Stationは昔のSanta Fe鉄道の
駅舎をそのまま使用していて、スペイン風の駅舎が
どことなくSan Diegoの街に似合っています。
この駅には、AMTRAKの他にも、San Diegoの街を走る
Light Rail、San Diego TrolleyやSan Diego北部の
海岸線の街からの通勤客を運ぶ Coaster Commuter
Rail の列車も乗り入れています。
この時も早朝にも関わらず、San Diegonに乗る人や
Coaster Commuter Railの列車で降り立った人たちで、
San Diegoの駅は賑わっていました。
上の写真の緑の車両がCoaster Commuterの列車、
その向うのシルバーのステンレス車体に、
赤と青のストライプの入った列車が、
San Dieggansですが、僕が乗ったのは、
Coast Star Lightに連結される車両だったので、
2階建てのスーパーライナーでした。
San Diegoを発車した後、しばらくは内陸部を走りますが
San Diegoの街を抜けると海岸線を走るようになります。
この日は生憎どんよりとした曇り空で、
カリフォルニアの青空は見られなかったのですが、
海岸に、波が打ち寄せるだけの景色が続きます。
キャンピングカーが走っていたり、海岸際で
キャンプしている人たちがいたりして、
夏真っ盛りの、カリフォルニアのVacationを
楽しんでいる人を、たくさん見かけました。
しばらく海岸線の景色が続いたのですが、
San Juan Capistranoを過ぎると内陸へ入ります。
Los Angelsの近郊に入っているのか、
広大な平野に、住宅地が広がっています。
Michiganとは、同じ大都市の近郊といっても
生い茂っている木々の様子や建物が違います。
これはSanta Anaの駅舎。どことなくスペイン風です。
Santa Anaの次がAnaheim。Disneylandの最寄駅です。
Disneylandは駅から東に3Km程行った所にあります。
駅は、Anaheimの野球場のまん前にあって、
野球観戦にもAmtrakが使えそうですが、
実際、どれくらいの人がそうしているのでしょうか?
San Diego発車後2時間近くたっていますがまだ8時前。
こんなに時間ですが、ディズニーのお土産を抱えた
小さい子供を二人つれた男の人が乗り込んで来ました。
僕の隣に空いていた席に座ったのですが、
遠路はるばるSan Joseまで行ったのです。
車窓風景が住宅地から工場地帯となり、
Los Angels川に沿って北上するようになると
Los AngelsのDown Townのビル群が姿を現しました。
悪名高き、スモッグのせいでしょうか、
そんなに遠くないビルが霞んでいます。
僕はLos Angelsに来たのはこの時だけですが、
人口8百万人を超える大都市にしては高層ビルが少なく
どことなく、捕らえどころのない街のようです。
手前はAMTRAKのYardで、地図で調べると
この向こう側が、Little Tokyoのようです。
この後列車は方向を180°変えてDown Townに向かい
Los AngelsのUnion Stationに定刻に着きました。