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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



北陸鉄道 石川線・浅野川線
Hokuriku Railway
Ishikawa Line and Asanokawa Line



乗車日:Nov. 24, 2002





北陸鉄道は加賀百万石の面影を今に残す金沢から
郊外に延びる二つの路線を持つ私鉄です。

金沢の中心地から犀川を渡ったところの
野町から南に向かい加賀一の宮までの石川線と、
JR金沢駅の地下から日本海に向かう
浅野川線の2路線です。
総営業キロは22.7kmです。

金沢の街を散策した後、
北陸鉄道の乗りつぶしに出かけました。

金沢の街歩きの様子はこちらです。





石川線
Ishikawa Line


(野町 - 加賀一の宮)



忍者寺として知られる妙立寺を見学した後、
まずは石川線に乗るべく住宅地を抜け、
野町駅に向かいました。



野町駅はどんな感じの駅舎だろうと、
密かに興味を持っていたのですが、
いざ駅前に行ってみると、失礼ながら
地方鉄道の駅にしては駅前広場や駅舎は
以外にも立派な感じがしました。

でも、休日の朝という事で、
駅前はひっそりとしていました。

次の加賀一の宮行きは10:06発。
しばらく時間があったので、
駅前の喫茶店でモーニングコーヒーを飲みました。


10時が近づき、折り返し加賀一の宮行き
となる列車が到着しました。



以前は東急を走っていた2両編成の
ステンレスカーです。

定刻に発車した電車は一旦西に進んで、
JR西金沢駅を目指し、それから進路を
ほぼ真南に変え、加賀一の宮に向かいます。

四十万あたりまでは住宅地が続きました。
次第に住宅地の間に小さな区画の田圃や畑が増え、
時折色付いた柿の木が現われました。

やがて、車窓左手に小高い山地に
沿って走るようになります。



獅子吼高原につながる山塊で、
遠く白山と思しき、雪を
かぶった山も見えました。

初冬の車窓風景です。

小さいながらも車両基地のある鶴来を過ぎると
手取川を渡りました。

のどかな郊外の風景から、
川沿いの渓流を思わせる景色と変わりました。

手取川に沿ってしばらく走ると、
終点の加賀一の宮です。
野町から15.9km、34分の小旅行でした。



終点の加賀一の宮からしばらく行った所に、
獅子吼高原行きのロープウェー乗り場があるのですが、
加賀一の宮の駅はひっそりとした終着駅で、
古びた駅舎が郷愁を誘っています。



駅の裏側にススキが生い茂っていて、
秋の気配を漂わせていました。


【註】

石川線の鶴来 - 加賀一の宮間2.1kmは
2009年10月30日で廃止になってしまいました。




浅野川線
Asanogawa Line


(北鉄金沢 - 内灘)



折り返しの電車で野町に戻り、
それからバスでJR金沢駅に出て、
もう一つの浅野川線に乗りました。

浅野川線の乗り場はJR金沢駅の地下にあります。
運転は約30分おきですが、準急と普通が
交互に発車するダイヤになっていました。

発車して、地上に出ると住宅地。
しばらくして浅野川の堤防沿いに走ります。

行く手に松林が見え、海が近づいたかなと思うと、
河北潟から日本海に流れ出す大野川の鉄橋を渡り、
もうそこが終点の内灘駅でした。



始発の北鉄金沢から僅か15分ほどのあっけない旅でした。


北陸鉄道は、石川線の鶴来と加賀一の宮の間は、
手取川に沿った眺めや加賀一の宮駅の様子とか、
趣のある景色が楽しめたのですが、
それ以外は、ありきたりな
郊外の風景が続いていました。


昭和30年頃は、北陸鉄道は石川県内に
数多くの路線を有する私鉄でした。

その後、自動車の普及によって、
多くの路線が廃止になり、
現在でも生きながらえているのが、
この石川線と浅野川線の2路線なのです。

2つの路線が生き残ったのは
利用客が多かった為なのですが、
それは沿線の人口密度が高い事を意味しています。
単調な郊外の景色と思えたのは、
その為なのでしょうか・・・



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