京福電気鉄道 鋼索線(叡山ケーブル)
Keihan Denki Railway Cable Car Line (Eizan Cable)




乗車日: Apr. 29, 2007





京福電気鉄道鋼索線は、叡山電鉄叡山本線の
終着駅・八瀬比叡山口に程近い、ケーブル八瀬から
ケーブル比叡を結ぶ1.3kmの路線です。

パンフレット等には叡山ケーブル
という通称で表示されています。

終着のケーブル比叡からは叡山ロープウェーが
接続していて比叡山頂まで行く事が出来ます。

延暦寺の様子はこちらです。


2007年のGWに、坂本側から比叡山に登り、
叡山ロープウェーと叡山ケーブルを乗り継いで
ケーブル八瀬まで下りてきました。

その時の様子を紹介します。



叡山ロープウェー(京福電気鉄道)


延暦寺バスターミナルからバスで
叡山ロープウェーの比叡山頂駅に向かいました。
比叡山頂駅の標高は813m。
ここからロープウェー比叡までの
500mの距離を結んでいます。

GW連休の夕方の下り方向とあって
さすがに多くの乗客が列を作っていました。

夕方は時刻表では20分間隔の運転ですが、
多くの乗客が待っている為か、15分間隔で
運転しているようです。

2本程、待ってロープウェーに乗り込みました。



ロープウェーの向こうに京都の
街並みが広がっています。
宝ヶ池のあたりでしょうか。




叡山ロープウェーの所要時間は僅か3分なので
あっというまに上りのロープウェーとすれ違いました。



山を下りるに従い、京都を取り巻く山々が
手に取るように見えてきました。

夕陽を浴びて輝いています。



上の左の写真は、鞍馬方面の山々でしょうか。
右の写真の奥に見える集落は大原のようです。

京都の景色や周囲の山々を眺めるうちに
比叡山中腹のロープウエイ比叡駅に着きました。
ロープウェー比叡の標高は670m。

ここから更にケーブルカーで山を下りました。



叡山ケーブル(京福電気鉄道 鋼索線)


叡山ロープウェーのロープウェー比叡から
歩いてすぐのところにケーブル比叡駅があります。



ロープウェーを降りた乗客がみな、
ケーブルの駅に向かいました。

ケーブル比叡と麓のケーブル八瀬の
標高差は561mあり、日本一だそうです。

比叡山の東の坂本ケーブルは営業キロ日本一、
西の叡山ケーブルは標高差日本一と、山の両側で
日本レコードを持つケーブルを有しています。



やや古びた菱形の車両が待っていました。
いかにもケーブルカーという姿です。

この叡山ケーブルが開業したのは、
1924年(大正14年)12月20日のことです。
無骨なケーブルカーは1987年(昭和62年)製造です。

ケーブル比叡を発車すると、
急勾配をどんどんと下っていきます。



かなりの急勾配で、もしケーブルが切れたらと、
ちょっと不安が頭をよぎってしまいました。

勾配を下るにつれ、京都の街並みが
山肌に隠れてしまうようになります。



一直線のレールを下っていきます。



ずっとケーブル比叡の駅が見えていました。

中間地点での上りケーブルとの交換です。



がっしりとした車体が、いかにも
急坂を上る兵といった感じです。


中間地点を過ぎ、しばらく下ると
やがて勾配が緩くなってきました。



周囲の景色も広がり、高原の中を
走っているような雰囲気です。
新緑の木々が夕陽を浴びて綺麗でした。

やがて終着のケーブル八瀬に到着しました。



ケーブル比叡からの所要時間は9分。
遠く京都の街を眺め、新緑の
綺麗なケーブルでした。

ケーブル八瀬の駅舎。



この2年程前に、叡山鉄道に乗った際、
八瀬比叡山口から、このケーブル八瀬まで
歩いてきました。

叡山電鉄の乗車記はこちらです。


その時の事を懐かしく思い出しました。

ケーブルの駅から叡山電鉄の
八瀬比叡山口に向かいました。



駅のホームから比叡の山が
間近に見えていました。




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