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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



宮崎空港線
(田吉 - 宮崎空港)
Miyazaki Airport Line
(Tayoshi - Miyazaki Airport)








宮崎空港線は、宮崎市の南部にある
宮崎空港へのアクセス路線として
1996年(平成8年)に開業した新しい路線です。





列車はすべて宮崎駅と宮崎空港駅間を結び、
この区間に「空港線」という愛称が付いていますが、
南宮崎までは日豊本線、南宮崎から次の田吉駅までは
日南線に乗り入れており、正式な路線としては
田吉 - 宮崎空港間が宮崎空港線となります。

宮崎空港線の路線長はわずか1.4kmで、
JRで最も短い路線になっています。


この宮崎空港線が開業して以来、長らく未乗区間として
残っていたのですが、2009年5月7日に乗車し、
JR全線乗車の再達成と、ケーブルカーを除く
九州の全鉄道路線の全線乗車を達成しています。

その時の様子を中心に紹介します。


2009年5月7日、佐伯から乗車した特急・
「にちりん15号」は南宮崎駅を発車しました。

日豊本線の乗車記はこちらです。




宮崎市街の住宅地を過ぎると、
田圃が広がってきました。



2分程走ると、日南線と
宮崎空港線の分岐駅田吉です。



この写真は宮崎空港からの帰路、
上り電車から撮ったものです。

田吉では、運転停車し上りの
「にちりん」と交換しました。



この田吉駅は1971年(昭和46年)に
一旦廃止になっていたのですが、
宮崎空港線の開業に伴い1996年
(平成8年)に営業が再開されています。


田吉を発車するとしばらくして、日南線と
宮崎空港線の分岐を通過しました。



いよいよ、JR全線乗車と九州鉄道の
全路線・全線乗車の瞬間が迫ります。

居住まいを正して、最後の1.4kmを迎えました。


特急「にちりん15号」は左カーブを曲がり、
進行方向を東に変えて行きます。

車窓左手に、滑走路が見えてきました。



滑走路は雨に濡れています。

駐機場には何機か飛行機の姿もありました。



滑走路や反対側の空港ターミナル前の
駐車場の様子を眺めるうちに、
宮崎空港駅に到着しました。



西日を浴びる宮崎空港駅に
到着した特急「にちりん」です。

田吉を出て2分程度、南宮崎からでも僅か4分と
あっけない宮崎空港線の乗車でしたが
大きな達成感と共に、列車を降りました。

宮崎空港駅は空港ターミナルに隣接する
形で高架のホームが築かれていました。



ホーム端の階段を下りると、
ターミナルへと行くことが出来ます。

地上から高架のホームに停車中の
特急「にちりん」を眺めた様子です。




この日は、このまま宮崎空港駅から
南宮崎に引き返し、都城に向かう
予定になっていました。

ホームに戻ると、ハイパーサルーン車と呼ばれる
783系の特急「にちりん」が入線していたので、
この列車で引き返すことにしました。



宮崎 - 宮崎空港間は特急列車でも
特急料金不要の処置が取られているので
気軽に特急列車に乗る事が出来ます。

この783系は先頭車の一番前の
座席が展望シートになっています。



783系の運転席と前面展望の様子です。

783系は九州の特急車両のハイグレード化を狙って
1988年(昭和63年)に投入されています。

乗車した時点で、既に20年程経過していましたが
窓の大きな車内や前面展望の効くデザインは
斬新なものでした。




この後に乗車した日豊本線の
南宮崎 - 都城間の乗車記は
こちらです。




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