浦賀の東側の街並みや浦賀城址を
散策し、浦賀港に出てみました。
狭い港の向こう側、小高い丘の下に
浦賀の西側の町並みが広がっていました。
港に沿って、駅に向かって歩いていると、
漁船を係留する鉄製の枠が幾つも並んでいました。
小さい港にも多くの船が停泊していて、
活気のある港の様です。
浦賀港の様子を眺めながら歩いていると、
渡し船を見かけました。
湊が東西に隔てる浦賀の町を結ぶ渡し船です。
この浦賀の渡しの歴史は古く、少なくとも
江戸時代に遡るようです。
当時は、近隣の村人も米六合づつ出し合い、
この渡し船の船頭の暮らしを支えたそうです。
2009年現在、運賃は150円。
所用時間は約5分、乗船客が現れると
適宜出航するシステムになっているようです。
1998年(平成10年)に就航した愛宕丸です。
お座敷船風の小さな渡し船です。
船がいないときは、対岸から呼ぶ
システムになっていたと記憶していますが、
この時は丁度、愛宕丸が停留していました。
住宅地の裏手にある船乗り場から
浦賀港へと漕ぎだしました。
雨も丁度止み、濡れずに乗る事が出来そうです。
浦賀港は、小さな湊ですが、行き交う船が多く、
しかも、小さな湊に大きな船も行き来し、
渡し船は船の航行の合間を縫うように
渡っていきました。
浦賀港を渡り終えた愛宕丸です。
この後、浦賀の西側の町の散策をしました。