御在所ロープウェイ

(湯の山温泉 - 山上公園)


Gozaisho Ropeway
(Yunoyama Hot Spring - Sanjokoen)



乗車日:Sep. 04, 2010






御在所ロープウェイは、三重県菰野町の湯の山温泉から、
三重県と滋賀県の県境に横たわる鈴鹿山脈の主峰、
御在所岳の山頂とを結んでいます。

麓の湯の山温泉駅は、近鉄湯の山線の終点・湯の山駅から
離れた所にあり、バスを乗り継ぐ必要があります。

近鉄湯の山線の乗車記はこちらです。





この御在所ロープウェーは標高400mの湯の山温泉駅と
1180mの山頂公園を2160mの全長で結んでいます。
高低差は780mになります。


湯の山温泉を抜けた、麓の湯の山温泉駅からは、
御在所岳がもう間近に見えていました。



この写真は2004年1月に撮影したものです。
麓は、小春日和の暖かい冬の日差しなのですが、
山頂はうっすら雪化粧しているようでした。


湯の山温泉駅の駅舎です。
バスの湯の山温泉の停留所からは少し離れ
徒歩で10分程かかる場所にあります。



土産物屋さんもある観光施設の様になっています。
ロープウェイの乗り場の様子です。



御在所ロープウェイは、スキー場のロープウェイと
同じように小さなゴンドラが頻繁にやって来ます。

ロープウェーに乗車してすぐ、
湯の山温泉の街並みが見えていました。



ゴンドラの下に目を向けると、鈴鹿山脈を
越える道路を一気に跨いでいきました。



ゴンドラは急峻や御在所岳に沿って高度を上げ、
次第に伊勢平野の景色が広がってきました。



空気の澄んだ日には四日市の街並みの向こうに、
伊勢湾や知多半島も見えて来ます。


御在所岳は標高は低いものの険しい山で、
大きな岩が多く、クライマーが良く訪れると聞きます。

所々に岩が露出しているのが見えて来ました。
これは"おばれ岩"というのでしょうか。



大きな飛び出た岩の先端に座っている人が見えます。
見ているこちらが胆を冷やすような光景でした。



山肌には至る所に岩が露出していて、
険しい山容をうかがわせています。

標高が高くなり、眼下に伊勢平野と
伊勢湾の眺めが一望になって来ました。



北側にはキレットと呼ばれる
深い岩の切れ目がありました。



尾根に切り裂かれた断崖絶壁の岩場です。
ここは御在所岳への登山ルートの一つになっていて
この岩を鎖場で通り抜けるようになっています。

稜線には他にも色々な形の岩がありました。



岩の向こうの伊勢平野の眺めも印象的でした。


そして、6番目の鉄塔が近づいてきました。

標高1004mの地点に立つこの鉄塔は
61mの高さがあり日本一を誇るそうです。



あまりに高いので、下を見ると目が回ります。
鉄塔の白い色が岩によく映えています。



元々は他の鉄塔と同じ緑色だったそうですが
開業から5年後に、白色に塗り替えられました。

四日市の街中からも、この鉄塔を眺める事が出来ます。


この6番目の鉄塔をすぎると山頂公園駅ももうすぐです。
この周辺もいくつか岩が聳えていました。



山頂公園駅の手前で、南側には
大黒石も見えて来ました。



大黒岩の向こうに聳える山は鎌ヶ岳です。

鎌ヶ岳の三角錐形状の尖った山容も特徴的で
御在所岳と共に、麓からもよく目につきます。


こうして湯の山温泉から12分で山頂公園駅に到着しました。



ロープウェイ駅のすぐ近くには、
伊勢平野の眺めを堪能できる公園があり、
御在所山頂までのリフトが設けられています。


標高は1180mもあり、麓は真夏の暑さでも
心地いい風が吹き、絶好の避暑地になっています。

冬は、ロープウェーを降りると、そこは
雪景色となり、麓の景色とは一変します。
冷たい風が強く、厳冬の様子です。

御在所岳山頂周辺の様子はこちらです。



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