高千穂
Takachiho, Japan




(天の岩戸神社)


神話の故郷、高千穂。

イザナギ、イザナミの二人の男女神が
大八島を造ったとされる高天原。
天照大神が隠れた天岩戸、そして天孫降臨。
高千穂は日本神話の舞台になっている所です。


延岡を朝まだ明けやらぬうちに出て、
高千穂鉄道に乗り、神話の里高千穂を訪れました。
1992年1月の終わりのことです。
高千穂鉄道の乗車記は こちら です。

高千穂では、まず天の岩戸を訪れました。
駅からタクシーで岩と川を越え、
天の岩戸神社に向かいました。

冬の早朝、朝靄に霞む天の岩戸神社は、
なんだか神々しい雰囲気がして、
思わず身が引き締まります。



きれいに掃き清められた玉砂利。
早咲きの紅梅が彩りを添えています。
まだ8時半になろうかと言う時間なのに
早くも参拝者が境内に入って行きました。

「天岩戸」は神社の対岸にあり、
拝願料を払えば見られるそうです。

神社の裏手にある天安河原宮へ向かいました。
ここは、天照大神が天岩戸にかくれた時、
よろずの神々が対策を練ったとされる所です。




天安河原宮へ向かう渓谷。
今朝、まだ誰も足を踏み入れていない
この道を歩いていくのは、
心が洗われるよう様な清清しい気分でした。



これが、天安河原宮。
洞窟の前に鳥居が建っていています。
小さい石を積み上げたケルンが
周囲に散在していました。


高千穂でもう一箇所訪れたのが、
高千穂峡です。
阿蘇山の大噴火の時流れ出した溶岩が
五ヶ瀬川によって侵食されて出来た渓谷です。



川幅は10m程しかなさそうですが、
柱状節理と呼ばれる切り立った岩の壁が
垂直に川に落ち込んでいます。

五ヶ瀬川の川の流れは穏やかです。
この深い渓谷を切り刻んだのが
不思議に思えてきます。

この高千穂峡の周囲は遊歩道が整備され、
水車小屋も建てられていて、
のんびりと散策できます。
そして、この深い高千穂峡で、
ボートを漕ぐことも出来るそうです。


この他にも、高千穂では天の岩戸開きの神話や
神々が祭場に降りる様子とかを舞いにした、
高千穂夜神楽が毎晩開かれているそうです。

いつの日にかまた、この高千穂を訪れ、
高千穂夜神楽を是非見てみたいと思いました。



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