水島は福井県敦賀半島に浮ぶ小さな島です。
水島はコバルトブルーの海に囲まれ、
トロピカルな雰囲気が溢れています。
敦賀半島に面した側は、遠浅の砂浜が続き
絶好の海水浴場になっています。
そんな水島のポスターを見つけ、
2003年の夏に海水浴に行ってきました。
水島へは敦賀半島の東にある色ヶ浜という
小さな集落から船が出ています。
船は一時間毎に出ているようですが、
夏の海水浴シーズンには増便されるそうです。
色ヶ浜の北にある浦底という集落に
立ち寄ったあと、水島に向かいました。
水島は、僅かばかりの松と砂浜の
他には本当に何もない無人島です。
その無人島が夏の間は多くの人が訪れ、
砂浜を色とりどりのパラソルが埋めています。
そして、水島の玄関口、色ヶ浜。
20軒ほどのこじんまりとした小さな集落です。
その多くが、夏の海水浴客や釣客の
為の民宿や旅館になっています。
この写真は水島へ向かう船の中から
撮った色ヶ浜の集落です。
この色ヶ浜には、遠い昔、
西行や芭蕉も訪れたことがあるそうで、
泊まった民宿の隣のお寺には
その句碑がありました。
これは芭蕉の句碑です。
寂しさや
須磨にかちたる
濱の秋
多くの海水浴客が訪れる色ヶ浜。
コバルトブルーの海に浮ぶ水島
そんな夏の賑わいとは異なり、
秋に訪れた芭蕉の目には
とても寂しい場所に映ったようです。