半田
Handa, Japan






半田市は愛知県知多半島の
ほぼ中央に位置しています。

古くから知多半島の文化、
経済の中心になっていました。

半田では、古くから酒、醤油、味噌などの
醸造業が栄えていたそうです。
江戸時代半ばからは酢の醸造が始まり、
江戸にも送られたそうです。

この半田では、江戸時代から町内の神社の祭礼の際に
御神輿を警護する目的で山車が練り歩いていたそうです。

半田だけでなく、尾張地方にはこのような
山車の出る祭りが多いのですが、
1979年から市内の山車を一同に会する
「はんだ山車祭り」が行われています。

2007年10月、この山車祭りに行ってきました。


いつもひっそりとしているJR武豊線の半田駅は
溢れんばかりの人で大賑わいです。



山車祭りを見終えた人達が
駅舎から溢れて列を作っていました。

ちなみに、JR武豊線の半田駅には
JRで一番古い跨線橋があります。



1910年(明治43年)製ということです。


JR半田駅から東に5分ほど歩いた
ところが山車祭りの会場でした。

はんだ山車祭りでは、
31台もの山車が集まります。



31台もの山車が並ぶ様は圧巻です。

僕が生まれた愛知県尾張横須賀町
(現在の東海市)にも秋祭りには
山車が繰り広げられていました。

お囃子に合わせて山車を引き回すときの
ギシギシという音が懐かしいです。

車には豪華な彫り物がされ、綺麗な
刺繍の付いた緋色の幕を張られています。



この山車は唐子車と呼ばれ、
1837年(天保8年)に大改造されているそうです。

からくり人形も備え付けられていて、
引き回された時のからくり人形の
動きも見てみたいものです。


そして醸造業の町・半田には
いくつもの蔵があります。

山車会場から程近いところに
酒の文化館がありました。



約200年間、実際に酒造りに使われた
酒蔵をそのまま生かして、1986年に
博物館としてオープンしたそうです。

入場は無料ですが、電話予約が必要ということで
残念ながら中には入れませんでした。
HPはこちらです
http://www.nakanoshuzou.jp/musium/

その近くには、赤い鳥居がいくつも並ぶ、
斐芽の祠という小さな祠がありました。



江戸時代に、この地に大相撲の巡業があった際、
関取が子牛ほどもある大きな石を運んできて、
近所の子供たちに、この石を撫でて大きく
育つようにと伝えたのが謂れだそうです。

細い路地に、お祭りの提灯を掲げた
家がありました。





中部地方のページに戻る

Shane旅日記 日本編に戻る


Home
Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない