遠州森
Enshu-Mori, Japan







遠州森は、掛川市の西に位置する
周智郡森町のことです。
清水の次郎長の子分、森の石松の
誕生の地と言われています。

天竜浜名湖鉄道に乗車した際、
この遠州森で途中下車して街を散策しました。

天竜浜名湖鉄道の様子はこちらです。


駅で自転車を借りて町歩きに出掛けます。
予定は2時間程。
町外れの天方城には是非行ってみたく、
どれ程町を廻れるか行ってみてのお楽しみです。

まずは、駅前からの道を真っ直ぐ進み、
蓮華寺に向かいました。



蓮華寺は天台宗のお寺で、
萩の花で知られているそうです。

行基菩薩が慶雲元年(704)に、
文武天皇の勅願により開創した、
森町で一番古いお寺という事です。

お正月で、訪れる人もなく、
あたりはひっそりとしていました。

このお寺の境内に、歴史民族資料館がありました。



これは周智郡の郡役所だった建物を利用し、
昔からの生活道具などを展示してあるそうです。
生憎この日は休館日でした。

駅で貰ったサイクリングマップによると
この蓮華寺から北に八形山歴史の道が続いていて、
その道を通って森の石松の墓所にも行けそうです。
大昔の馬道に沿って神や仏を祀ってあるそうで、
趣のありそうな道のようです。

行きたくなりましたが、初心貫徹という事で、
天方城に向かう事にしました。

ひっそりとした遠州森の町並みを抜け、
町の東を流れる太田川を渡ります。



天方城はこの山の山頂にありました。
急な坂道を汗を流しながら自転車を押して、
城址に辿りつきました。

本当に辿り付けるのかと
不安になりながら坂道を登ったおかげで、
城址からの眺めは、素晴らしいものでした。



天方城の様子はこちらです。


天方城から、再び太田川に戻りました。
堤防に沿って、桜並木が続いています。



この堤防沿いは春には
綺麗な景色になるでしょう。

この堤防に沿って川を遡ると、
天方城主三代の墓に行けるのですが、
滞在可能な時間も迫っていて、
遠州森駅へ戻る事にしました。

森の石松のお墓も、また別の機会です。


駅への途中、再び森の街中を通りました。
お正月の松の内という事もあってか
町は、とてもひっそりとしています。



古い町並みは、とても雰囲気がいいのですが、
シャッターを下ろしているお店も多く、
お昼ご飯を食べるお店も
なかなか見つかりませんでした。

遠州森で最後に立ち寄ったのは
金守神社です。



確か、徳川家康が戦勝祈願を
したという謂れのある神社です。

金比羅大神を祀り、11月のお祭りの際には
屋台の引き回しもあるそうです。


遠州森。
この他にも見所が沢山あり、
また来てみたい町です。



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