トリノ
Trin, Italy






トリノはイタリアを代表する、
工業都市の1つです。

自動車や鉄道車両で有名な
フィアット社もこのトリノにあります。

トリノには1998年に一度、出張で行ったのですが、
その時は、フランクフルトからの出張で、
あまりぱっとした印象は無かったのですが、
今年(2001年)の春に再び出張した際、
半日ほど、時間が取れたので、
トリノの街中を散策してきました。


トリノの街歩きは、中央駅にあたる
Porta Nueova駅からスタートです。



トリノの街の建物はバルコニーがあり、
ニューオリンズのフレンチクォーターと
雰囲気が似ています。

駅前の通りを渡り、小さな公園を抜け、
Via Roma(ローマ通り)を歩きます。
この通りは、高級ブティックが並んでいて、
トリノ随一のショッピング街になっています。


アーケードになっているショッピング街を抜けると、
San Carlo広場へ出ます。



広場に面してバロック様式の
科学アカデミア宮殿が建っています。
広場は、駐車する車で埋められていましたが、
雰囲気はなかなかいいものがあります。

広場の中央には、馬に乗った騎士像があります。
16世紀にフランス軍をやぶった英雄
エマヌエーレ・フィリベルトの像とのことです。


ローマ通りをさらに進むと、
やがて王宮に行き着きます。

17世紀から19世紀にかけ、この地を治めた豪族
サヴォイア家の宮殿とのことです。



この宮殿の裏には、綺麗な公園が広がっています。
王宮の脇を抜け、公園に入ると、
街中にあるとは思えない
緑の空間が広がっています。



この日は、3月の終わりとしては
とても暖かい日で、金曜日の午後、
公園で多くの人がのんびり過しています。

この時間、日本では多くの人が仕事に追われ、
芝生の上でのんびりくつろぐなんて
なかなか出来ないことと思ういます。
ヨーロッパでこういう光景を見るたび、
豊かな暮らしをしているんだなと思います。




公園からは、トリノのランドタワー、
Mole Antonellianaが見渡せました。


王宮公園から駅に戻り、
次にポー川を渡ったところの
Monte Dei Cappucciniに向かいました。

ここは高台になっていて、
トリノの街、そしてその向うに聳える
アルプスの山々が一望の下に眺められます。



赤い屋根が続くトリノの街並。
そのややくすんだ赤い色と、
アルプスの山々の頂きの白い雪が
とてもいい色の取り合わせになっています。

天気に恵まれたせいもあると思いますが、
フィレンツェのミケランジェロ広場からの
眺めにも匹敵するいい眺めと思いました。


Hotel Information

Hotel Villa Sassi

Str. del Traforo di Pino, 47
Torino
Tel: (+39) 011 8980556
Fax: (+39) 011 8980095
URL: http://www.villasassi.com/
E-Mail: info@villasassi.com

トリノ市内からポー川を渡り、
丘の麓にあるホテルです。

昔の宮殿をホテルに改装したもので、
丘の斜面に広々とした庭園があって、
とても雰囲気のいいホテルです。


Restaurant Information

Da Angelino

このレストランは、トリノの中心街から
東に向い、ポー川を渡ったあたり、
確か、Corso Moncalieri通り沿い、
Monte Dei Cappucciniから南に下った
あたりにあったと思います。

入り口に看板は架かっていますが、
店のつくりはレストランらしくなく、
気をつけていないと通り過ぎてしまいそうです。

このレストランは味も、雰囲気も抜群なのですが、
なんと言っても、トリノのサッカーチーム、
ユベントスの選手のひいきのお店だそうです。

レストランの壁には往年の名選手の写真が
ところ狭しとならべられ、
サッカー好きの人なら、見逃せない
レストランだと思います。



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