ウィーン
Vienna, Austria



音楽の都、ウィーン。
街全体が美術館の様な美しい街です。


僕が初めてウィーンを訪れたのは、
シンポジウムに出席する為でした。

レーゲンスブルグから乗ったECが
ウィーン西駅に着いた時には
もうすっかり日が暮れていて、
駅からタクシーでHotelに向かったのです。

街の様子は、どことなく陰気くさく、
リングのすぐ外側のHotelも、安っぽく、
ベランダから野ねずみが入って来そうな感じで、
第一印象は決して良いものではありませんでした。


でも、次の日。

シンポジウムに参加する為に王宮に出掛けました。
そこで見たのは、前日とは打って変わった景色でした。

威風堂々たる王宮の建物、
その前に広がる庭園と、5月の明るい日差しを浴びて、
のんびりと時を過ごす、ウィーンの人々。
時代が100年以上も逆戻りしたかのような馬車の列。

王宮前にある美術館とカール大公やマリア・テルシアの像、
国会議事堂や市庁舎の建物も素晴らしく、
それまでの印象が180度変わってしまいました。



その夜、市長主催のDinner Partyが
この市庁舎で開かれたのです。

高い塔を持つ、端正な建物のなかでのDinnerは、
生演奏とかもあって、実に良い雰囲気でした。

そして、ちょっと早めにパーティーを辞して、
市庁舎を後にしたのですが、なんと市庁舎前の広場で、
オーケストラの野外演奏会が開かれていたのです。

ライトアップされた市庁舎をバックに聞くクラシック。
それは、感動的なコンサートでした。
思わず、鳥肌が立ちました。

確か演奏されていた曲は「美しき青きドナウ」。
素晴らしいコンサートでした。


ウィーンの街の中心部は、環状の道路で囲まれていて、
主な見所はその道路(リング)の中に集まっています。

王宮、シュテファン教会のドーム、
オペラハウス、フィガロハウスetc,,,

 

そして、リングを走る路面電車から、
美しいウィーンの街を眺めることが出来ます。



これは、路面電車から見たウィーンの街の様子です。


ウィーンの代表的な観光名所といえば、
シェーンブルン宮殿。
ウィーンの西にある広大な宮殿です。



18世紀初頭、かのマリー・アントワネットの
母マリア・テレジアが手を加え、
今の姿にしたそうで、マリー・アントワネットの
部屋も残っています。

部屋総数1,441というから驚きです。
しかも、"夏の宮殿"というので、更に驚きです。
庭園も広大そのものです。



このシェーンブルン宮殿のもう一人の主役は、
エリーザベトことシシー。
ハンガリー・オーストリア帝国のフランツ・ヨーゼフ皇帝の皇后妃。
今でもオーストリアでは人気があるみたいで、
テレフォンカードを買ったら、
シシーの肖像が入っていました。


Hotel Information

Hotel Sofitel
Am Heumarkt 35 - 27, A - 1030 Wien
Tel: (+43) 1 - 716 16 - 0
Fax: (+43) 1 - 716 16 - 844

このHotelもリングのすぐ外側にあるHotelですが、
野ねずみが出そうなHotelとは違うHotelです。
値段の割に清潔で、アカデミー劇場のすぐ近くで、
Stadtparkにも近く、ロケーションもいいと思います。


Restaurant Information

Restaurant zum Weissen Rauchfangkeheer
Weihburgg. 4, A - 1010 Wien
Tel: (+43) 1-512 34 71

シュテファン教会からオペラ座の方に歩いて、
確か最初の角、通りの名前はWeihburggasse Str.を左に折れ、
これまた最初の角の右側にあるレストランです。
伝統的なウィーン料理とのことです。

Hotelで教えてもらったのですが、
味も雰囲気もいいRestaurantでした。



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