リンツ(Linz)はオーストリア第三の都市。
ドナウ川の辺に発達した街です。

オーストリア一の工業都市で、
街のすぐ近くにはコンビナート工場もありますが、
中心地には、古い街並みも残っています。


ドナウ川の左岸、新市庁舎の近くのホテルから、
Nibelungen橋を渡って旧市街へ向かいます。

この時は何年ぶりかの増水で、
ドナウ川は氾濫寸前の水嵩でした。
欄干から押し寄せる濁流を見ていると
思わず引き込まれてしまいそうです。

川の左手、丘の上の建物がLinz城。
まずはここを目指しました。


橋を渡った先が、Hauptplaz。
広い広場になっています。
ここを右に折れ、お城に向かいます。

これはLinz城に向かう途中の
Hofgasse通りの様子です。
この辺りにモーツァルトが旅の途中に
滞在した建物があるそうです。

ひっそりとしたこの辺りの建物の様子は、
当時の様子をそのまま伝えている様です。


坂道を登ると、Linz城です。
８世紀の昔から建てられていた様ですが、
今の城の建物は再建されているようで、
内部は博物館になっています。

既に時間も遅く、博物館には入らず、
城壁の上から街中を眺めていました。

雨が降り出して、景色が霞んでいます。

城壁は芝生のちょっとした公園になっていて、
近所の子供たちの遊び場になっている様です。


Linz城の城壁から急な階段を下りていくと、
立派な劇場の前を通り、旧市街に向かいます。

これはHerrenstrasseの様子。
雨脚が強まり、道行く人も殆どいません。

この通りにはお洒落なお店が並んでいますが、
Herrenstrasseは"男通り"と言う意味です。
昔はどんなお店が軒を並べていたのか
想像力を掻きたてられます。

雨脚はいよいよ激しくなり、老舗の
ビアホールで雨宿りをすることにしました。

これはLinz一の目抜き通り、
Landstrasseに建つ
Carmelite教会です。

かなりの雨脚で、傘を持っていても
足元がずぶ濡れになってしまいました。


小一時間程、ビアホールで時間を潰し、
外に出ると、先ほどの雨が嘘のように
青空が広がっていました。

Landstrasseを北に向かい
ホテルに戻ります。

Carmelite教会前を行く路面電車です。

Landstrasseを歩いていると、
やがてHauptplatzに出ました。