|
|
|
このあたりまで来ると車窓風景は
かなり鄙びたものになってきます。
ここで谷汲行きの電車に乗り換えました。
谷汲に向かう電車は黒野を出て、北に向い、
しばらくすると揖斐川に沿って走りました。
行く手に山が迫っています。
河原では子供達が水遊びに興じています。
対岸には先程オーバークロスした
樽見鉄道が走っています。
山あいを抜け、揖斐川の支流に沿って
小さな谷を遡り雑木林を抜けると、
終点・谷汲に到着しました。
ここ谷汲は町外れにある谷汲山・華厳寺の門前町。
多くの参拝客が乗り降りした筈の谷汲駅なのですが、
到着した列車には僅か数人が乗っていただけでした。
その谷汲山・華厳寺は西国33箇所霊場の最後の札所です。
普段は、列車に乗るだけの味気ない列車旅が多いのですが、
この時は、華厳寺まで行ってみる事にしました。
駅前の交差点を右折し、山門をくぐると門前です。
長い参道の両側にお土産物屋が並び、
お寺まで、続いています。
仁王門をくぐり、長い石段を登ると本堂に到ります。
山深く本堂もひっそりと佇んでいました。
その本堂には数多くの折鶴が飾られていました。
この本堂の脇には小さな池があったのですが、
モリアオガエルの生息地となっている様です。
華厳寺を訪れた後、谷汲から黒野に戻り、
今度は揖斐線の終点・本揖斐駅に向かいました。
|
|
|