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Shane旅日記
鉄道旅行へのいざない



紀州鉄道
Kishuh Railway







乗車日:Apr. 30, 2007


紀州鉄道は、和歌山県の中部、
御坊市にある営業キロ2.7kmの地方鉄道です。

新交通システムやケーブル・モノレールを除く、
普通鉄道としては日本では千葉県の芝山鉄道2.2kmに
次いで、二番目に営業キロの短い鉄道です。



この紀州鉄道は、東京に本社のある会社が
1972年(昭和47年)に御坊臨港鉄道を買収し、
名前を紀州鉄道と改めています。

一説によるとこの会社は不動産会社で、
、鉄道業によって会社としてのイメージや
知名度をUPさせようとしているそうです。

地方都市の僅か2.7kmの営業キロでは
バスでも充分に賄える輸送量と思いますが、
鉄道路線が残されている事は嬉しい事です。

運転本数は以外に多く、毎時
ほぼ30分間隔で運行されています。


紀勢本線の普通列車が御坊に到着すると、
駅本屋寄りのプラットホームに小型のレールバスが
ポツンと停車していました。



乗客は地元の人が数名ほどで、
鉄道ファンと思しき人も乗車していました。
乗車人数もバス並です。

僅かばかりの乗客を乗せ、
定刻の14:27に発車です。
発車してすぐにJR紀勢本線と別れます。



御坊駅付近の集落を過ぎると、
田園風景が広がりました。

紀州鉄道のレールバスはのどかな
景色の中をのんびりと走ります。



数名の乗客で、車内は空いていました。



しかもこの鉄道に乗るのが目的の人が
乗客の半分を占めているので、
公共交通機関としての使命を考えると、
寂しくもあります。

子供の日も近く、車窓には鯉幟も見えていました。



学門駅を過ぎ、線路際に住宅が増え
しばらく走ると紀伊御坊に到着です。



この紀伊御坊駅周辺が御坊市の
中心で、何人かの地元の人は
この駅で下車して行きました。

この紀伊御坊には小さいながらも
紀州鉄道の車両基地があります。



駅構内の片隅には、以前走っていた
クリームと緑のツートンカラーの
気動車が放置されていました。

紀伊御坊からは住宅地の裏口を走り、
市役所を過ぎると、あっという間に
終着、西御坊に着きました。



御坊から僅か2.7km、8分で到着です。



西御坊駅に到着した紀州鉄道のレールバスです。

西御坊駅は住宅の裏庭にあるような
朽ち果てた駅で、駅舎は錆付いていて、
レールバスが停まっていなければ、
廃止されて使われなくなった駅と
変わらない程でした。



西御坊の駅の先で、レールが
ぷっつりと切られています。

西御坊の先にもレールが繋がっていますが、
これは1989年(平成元年)に廃止された、
西御坊 - 日高川間、0.7kmの路線跡です。

御坊市内を流れる日高川に架かる橋が
台風で流され、廃止を余儀なくされたそうです。


なにはともあれ、あっという間の乗車でしたが、
紀州鉄道 2.7kmを乗り終えることが出来ました。

地方のローカル線が廃止されずに
走り続けているのは嬉しい一方で、
もし、会社の広告塔として位置づけられているとしたら、
精一杯走っている姿に複雑な気持ちになりました。



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