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鉄道旅行へのいざない



銚子電気鉄道 (銚子 - 外川)
Choshi Electric Railway
(Choshi - Togawa)



乗車日:July. 21, 2002





銚子電鉄は千葉県の東の端、
JR銚子駅から更に東に向かう
全長6.4kmの私鉄です。

大正12年 (1923) 7月に創業し、
その2年後に電化され、
今日に至っている様です。


2002年7月、梅雨明けした直後の暑い日、
この銚子電鉄に乗りに出かけました。

北総開発鉄道の末端の未乗区間、
印西牧の原 - 印旛日本医大に
乗車した後、千葉から普通列車に乗り、
14:42に銚子に着きました。

銚子電鉄の乗り場は、JR銚子駅3番線の先、
ホームが欠き取られている一角です。



ホームの先に、メルヘンチックな
駅舎が建っていました。


程なく待つうち、列車が到着しました。
赤い洒落た塗装の小ぶりな電車の間に、
貨車を改造したトロッコ列車が
連結されていました。



このトロッコ車両の愛称は
「澪つくし」号です。
数年前、銚子を舞台にした
NHKのTV小説にあやかって
運転されている様です。

折角だからこの車両に
乗ろうと思ったのですが、
銚子で折り返す列車では回送扱いで、
最後尾の車両に乗車しました。


立ち客がちらほら出るぐらいの乗車率で、
14:49定刻に発車しました。

銚子市内を走る出すと程なく次の仲ノ町。
ここで、先頭の電車と「澪つくし号」を
切り離し、一両編成の身軽な姿になりました。

仲ノ町からもしばらく、銚子市街を走ります。
赤茶けた細いレールが続く線路脇に
紫陽花が咲いています。



観音を過ぎると、一旦視野が開け、
車窓左手遠くに海が見えました。

笠上黒生で上り電車と交換しました。
線路際には紫陽花だけじゃなくて、
朝顔も咲いていました。

このあたりまで来ると、田畑が広がり、
やがて、車窓右手には松林が広がってきました。

その松林の向こうに白い燈台が姿を現しました。
犬吠崎の燈台です。
犬吠駅から徒歩5分ほどの距離なので、
帰りに寄って行くつもりです。




やがて、犬吠駅です。
ソテツの木が生い茂り、南欧風の
洒落た駅舎が建っています。



観光客が下りてしまうと、いつの間にか車内には
数人の乗客が残るだけになってしまいました。

そして、まもなく終点の外川駅です。
外川は犬吠駅から僅か2分の距離。
畑の中をゴトゴトと走り、
外川に着きました。



外川駅の駅舎は、木造の堂々としています。
年輪と風格を感じさせる駅舎です。

外川駅からは、海に向かって緩やかな傾斜が
海岸線まで続いています。
古い家並みの向こうに太平洋が見えていて、
それがとても風情溢れる景色でした。



外川駅に停車中の銚子電鉄の電車。
折り返しの電車に乗って、
犬吠崎に向かいました。

犬吠崎の様子はこちらです。


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