仙台空港鉄道は、JR東北本線の名取と
仙台空港を結ぶ、営業キロ7.1kmの鉄道です。

2007年3月18日に開業した、新しい鉄道で、
すべての列車がJRに乗り入れ、仙台駅と
仙台空港の間を20分程で結んでいます。

2007年7月に東北旅行をした際に、
この仙台空港鉄道に乗車しました。

白石城を訪れた後、JR東北本線の
普通電車で名取に向かい、ここで、
仙台空港行きの電車に乗り換えました。


JR東北本線の電車を下り、
福島方向を眺めた様子です。

東北本線の上下線の間に、仙台空港鉄道の
新しい線路が高架となっていくのが判ります。

しばらく待つうちに、仙台からの電車が到着しました。

4両編成の電車は開業から4ヶ月しか
経っていないので、この車両も新しいのですが、
乗っている人は少なく、閑散としていました。

定刻の18：23に発車し、先ほどホームでみた
高架橋へ駆け上がり、東北本線の上り線を跨ぎ、
進行方向を東に変えます。

名取の街並みが高架の上から見えていました。

真っ直ぐに進む単線の高架橋です。

やがて車窓に大きなショッピングモールが見えてきました。

そして、ショッピングモールの目の前の
「杜せきのした駅」に停車しました。

仙台空港鉄道は、空港利用客だけでなく
このショッピングモールの利用客も当て込み
1時間に3本と利用しやすい運転頻度を
確保しているそうです。

名取で乗車した時に車内が閑散としていたのは
まだ電車での利用客が少ない為でしょうか。

それでも、高校生風の人が
何人か下車していきました。

「杜せきのした駅」からは周囲に
新しい造成地が続いていました。

仙台への通勤で、何人かの人が
この仙台空港鉄道を利用するように
なるといいのですが、どうでしょうか。


やがて、交換設備のある美田園駅に到着しました。

夕闇が迫りつつあり、ホームの照明が輝いています。

列車交換の為、しばらく停車していたので、
その間にホームに出てみると、
遠く仙台のビル街が見えました。

仙台に向かう電車がやってきました。

美田園駅を出ると、周囲は
田圃が広がっていました。

しばらく走ると、方向を南に向け、
地下へと続く勾配を下ります。

仙台空港の滑走路の下をくぐり
ターミナルへ向かうのです。

トンネルをくぐると、滑走路と
空港のターミナルが見えてきました。

駐機中の飛行機も見えましたが、
電車の車窓からこのような景色が
見えるのは珍しいように思います。

そして、名取から約14分で、
終点・仙台空港に到着しました。