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「ポートライナー」は神戸新都市交通が経営する
日本で初めての新交通システムです。
正式名称はポートアイランド線といい、
開業したのは1981年(昭和56年)で、
開業当初は、三宮から神戸国際展示場近くの
市民広場駅までほぼ真っ直ぐに南下した後は、
ポートアイランドの中をぐるっと一周して、
再び三宮に戻る路線配置になっていました。
営業区間は、三宮 - 市民広場 - 中公園の6.4kmでした。
この区間は1994年3月4日に乗車したのですが、
2006年2月2日に、ポートアイランドの沖合いに
神戸空港が開港するのに伴い、
市民広場 - 神戸空港間、4.4kmが延長開業されています。
2006年12月3日、有岡城を訪れた後、
この市民広場 - 神戸空港間に乗車する為、
再びポートライナーに乗りました。
この日は、天気も良く、三ノ宮駅からも
六甲の山々が綺麗に見えていました。
発車してすぐにポートライナーは、
急カーブを右に曲がり南に向かいます。
神戸のビル群の間を、ポートライナーの路線が
高架で貫いているのが、逆光の中に光り、
未来都市の様相を示しています。
市街地を抜けると、高速道路の
インターチェンジの脇を走り、
ポートアイランドへ向かいます。
新交通システムは、運行コストを下げる為に
無人運転が出来るようなガイドがあります。
それ故、立体交通となり建築費が膨大になってしまいます。
しかし、その割には大量輸送や高速輸送が出来ないという
欠点があるのですが、実際に乗ってみると
ビルの間を起伏に富んだ景色が楽しめます。
この先、立派な道路と併走しながら
ポートアイランドへの橋を渡ります。
車窓右手には道路越しに赤いポートタワーが見え、
左手には停泊している船舶の向こうに
六甲の山並みが屏風のように
神戸の街の向こうに見えました。
ポートアイランドに渡ると、
すぐに中公園に到着です。
右に見える高いビルがポートアイランドビルです。
中公園の先にはポートアイランドを一周した路線が
オーバークロスして上り線に合流しています。
ポートアイランドを直進し市民広場を過ぎると、
ポートアイランドを一周する路線が左に分かれ、
神戸空港への線路は直進していきます。
ここから神戸空港までの4.4kmが未乗区間です。
市民広場を出ると、周囲は
未開発の土地が広がりました。
上の写真は、市民広場到着前の
上り三宮行きから見た、
神戸ポートピアホテルです。
しばらく走ったところで左にほぼ直角に曲がり、
車窓左手に再び六甲山が見えてきました。
ポートアイランド南で停車した後、
すぐに右に再び直角に曲がり、
神戸空港への橋を渡りました。
遠くに、明石大橋が見えていました。
空港ターミナルも右手の車窓に見えてきました。
三宮から9.2km、26分で真新しい
神戸空港のターミナルに到着しました。
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