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伊東線
Ito Line
(Atami - Ito)
伊東線は東海道本線の熱海駅から伊豆半島の
東海岸を南下し、伊東に至る16.9kmの路線です。
静岡県内の路線ですが、JR東日本の所有です。
伊東からは伊豆半島の南端に近い伊豆急下田まで
伊豆急行線が接続し、列車も多くは伊豆急行線に
直通しているので、熱海 - 伊豆急下田までが
一本の路線の様にも思えています。
建設の発端も、熱海から下田までの路線でしたが、
伊東までの路線が国有鉄道として1938年(昭和13年)に
開業した後、伊東から南は1961年(昭和36年)と
随分隔たりがあり、延長開業は私鉄として
なされています。
伊東線には2011年12月に乗車しています。
その際の様子を紹介します。
前日に三島で一泊し、熱海で8:25発の
伊豆急下田行の普通列車に乗り換えました。
この車両は特急「踊り子」にも用いられた
リゾート21という車両でした。
この車両は、車両の前面が展望席になっています。
優等列車用の車両が、各駅停車で走っているのが、
観光路線ならではのサービスでしょうか。
発車のしばらく前から列車の入線を
ホームで待ち、展望席を確保しました。
その展望席からの眺めです。
定刻に熱海駅を発車しました。
熱海駅前の観光施設が見えています。
すぐに、ビルの間から相模湾も見えてきました。
伊東線は、次の来宮までは東海道本線と
並行し、複線で進んでいきます。
来宮で東海道本線と別れ、左にカーブを
切り、トンネルへと向かいます。
ちなみに東海道本線には来宮の駅はなく
列車は素通りしてしまいます。
短いトンネルを抜け、次のトンネルを
抜けると次のトンネルに入りました。
2つ目のトンネルを抜けると、小さな
入り江の光景が広がっていました。
この景色を眺めると、伊豆多賀に停車しました。
伊豆多賀駅を発車しても入り江の様子が見えていました。
次の網代に到着しました。
網代からは長いトンネルを走りました。
トンネルを抜けると宇佐美です。
伊豆半島は海岸線まで山が迫っており、
入り江と入り江をトンネルで結んでいます。
宇佐美からは崖の下を海岸線に沿って走りました。
伊東線の終点・伊東には熱海から22分で到着しました。
伊東では伊豆急行線が接続しており、
まるで途中駅の様でした。
熱海から乗車したリゾート21の普通列車で、
そのまま伊豆急下田まで乗りとおしました。
下の写真は、伊豆急下田からの帰りに
伊東駅で撮影したものです。
帰りに乗車した伊豆急下田から熱海行の
普通列車も、伊豆急の車両でした。
帰路、伊東でスーパービュー踊り子と行き違いをしています。
スーパービュー踊り子も、乗る機会がないまま
2020年3月に引退しています。
時の経つ速さを感じます。
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