西那須野駅の東口の様子です。
7:30 発のバスがやってきました。
祝日でしたが、高校生が4、5名乗車しました。
この日は霧が出ていて、幻想的な景色の中を走ります。
写真を撮っておかなかったのが残念です。
やがて霧も晴れて来て、太田原市の住宅地となり、
市営バスは何度もカーブを曲がります。
どこを走っているのか判らなくなってしまいました。
後でバス停名を地図で照らし合わせてみると
まっすぐ黒羽に向かうのではなく、
市街地の南を走るバイパス沿いに
迂回していたようです。
事前に地図で確認しても、見つからなかったので
無事に乗り換える事が出来て、ほっとしました。
黒羽郵便局は、黒羽の集落の西側に位置しています。
黒羽郵便局からの雲巌寺行バスは
他に乗客も無く、淋しい状態で発車しました。
黒羽の町を、西那須野からのバスと
同じ道路をしばらく走り、やがて
那珂川の橋を渡りました。
那珂川を渡り、黒羽城址の脇を走って行きます。
黒羽の集落を抜け、黒羽高校に立ち寄りました。
平日であれば多くの生徒が利用すると思いますが
この日は虚しく高校まで行ってそのまま引き返しました。
周囲はのどかな景色です。
やがて丘陵地の間を走るようになりました。
GWに入り、丁度田植えの真最中でした。
丘陵地の幅が次第に狭くなり、
山間の峠道になりました。
唐松峠というそうです。
材木工場もありました。
周囲の山々から切り出された
木を加工しているのでしょうか。
峠を越えると意外に広々とした
平地が広がるようになりました。
こうして、山間の景色を走りながら
雲巌寺に到着しました。
黒羽郵便局から30分、
西那須野駅からは1時間20分経っていました。
江戸時代、芭蕉はよくぞ歩いて
ここまで来たものだと思います。