大田原市バス 雲巌寺線

(黒羽郵便局前 - 雲巌寺)


Ohtawara City Bus
Kurobane Post Office - Ungan Ji Temple



乗車日:Apr. 29, 2010






雲巌寺は栃木県東北部、阿武隈山地の
八溝山から続く山塊の中にある古刹です。

松尾芭蕉が奥の細道でこの黒羽を訪れ
13泊もしています。
その際に、雲巌寺も訪れています。

2010年4月29日に、その雲巌寺を訪れました。
その際に、西那須野から雲巌寺までの
バスの様子を紹介します。





ちなみに、2015年4月現在、雲巌寺に向かう
バスは、那須塩原発黒羽経由となっています。

大田原市内のバス路線図はこちらです。
大田原市内のバス時刻表はこちらです。




大田原市営バス黒羽線
Ohtawara City Bus Kurobane Line


前日に宇都宮近郊で仕事があり、その後に
西那須野に移動して駅前のホテルに宿泊しました。


この当時、東北本線の駅から雲巌寺行のバスは無く、
途中の黒羽で乗り換える必要がありました。

雲巌寺まで行くバスは一日6往復ありましたが
雲巌寺を観光しようとすると12:50までに到着する
3本しかなく、他の予定も考慮して、雲巌寺に
8:50に到着するバスに乗る事にしました。

このバスに乗るには、西那須野を7:30に発車する
五峰の湯行きの大田原市営黒羽線のバスに乗り、
黒羽郵便局で雲巌寺行に乗り換えます。



西那須野駅の東口の様子です。

7:30 発のバスがやってきました。



祝日でしたが、高校生が4、5名乗車しました。
この日は霧が出ていて、幻想的な景色の中を走ります。
写真を撮っておかなかったのが残念です。

やがて霧も晴れて来て、太田原市の住宅地となり、
市営バスは何度もカーブを曲がります。
どこを走っているのか判らなくなってしまいました。

後でバス停名を地図で照らし合わせてみると
まっすぐ黒羽に向かうのではなく、
市街地の南を走るバイパス沿いに
迂回していたようです。




大田原市営バス雲巌寺線
Ohtawara City Bus Unganji Line


西那須野から40分程で黒羽郵便局前に着きました。
ここで7分の待ち合わせで雲巌寺行に乗り換えました。



事前に地図で確認しても、見つからなかったので
無事に乗り換える事が出来て、ほっとしました。

黒羽郵便局は、黒羽の集落の西側に位置しています。



黒羽郵便局からの雲巌寺行バスは
他に乗客も無く、淋しい状態で発車しました。



黒羽の町を、西那須野からのバスと
同じ道路をしばらく走り、やがて
那珂川の橋を渡りました。



那珂川を渡り、黒羽城址の脇を走って行きます。
黒羽の集落を抜け、黒羽高校に立ち寄りました。

平日であれば多くの生徒が利用すると思いますが
この日は虚しく高校まで行ってそのまま引き返しました。

周囲はのどかな景色です。



やがて丘陵地の間を走るようになりました。
GWに入り、丁度田植えの真最中でした。



丘陵地の幅が次第に狭くなり、
山間の峠道になりました。



唐松峠というそうです。



材木工場もありました。



周囲の山々から切り出された
木を加工しているのでしょうか。

峠を越えると意外に広々とした
平地が広がるようになりました。



こうして、山間の景色を走りながら
雲巌寺に到着しました。



黒羽郵便局から30分、
西那須野駅からは1時間20分経っていました。

江戸時代、芭蕉はよくぞ歩いて
ここまで来たものだと思います。




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